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サムライ一家の 〜そしてボクラは家を建てるのだ〜 /モクジのページへ

第8話:着工打ち合わせ〜地盤調査〜そして基礎着工!


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着工打ち合わせとは、ようするに
『はい設計段階が終わりましたね♪見積りも出来ましたね♪これで追加変更契約が出来ますね♪
さてさてこれから着工ですよ〜。
でも素人のあなたに“こまか〜く”これからの施工についての件を言ってもしょうがないから、大雑把にこれからの工程、それと着工日、地鎮祭の日取りを決めましょうね♪』
と、言う感じのものである。

資金の打ち合わせが終わり、資金課のT中さんが帰った後、 “車の渋滞” で30分ほど遅刻した現場監督のH島さんがミサワホーム西関東の本社、さいたま市から所沢営業所にやってきた(ボクラの場合、営業担当や設計などは所沢だったのだが、土地のあるところが所沢からは遠いため、工務からは本社が対応をするらしいのだ。…と、いうことは営業のW辺さんはさらに現場には来なくなるな♪)

年は40代前半くらい…だろうか?性格俳優のような、ニコヤカな中にもどこか苦みばしった部分を持っている方だった。
前頭部が若干薄くなっているのだが、前髪は結構長く…良い言い方をすれば “往年のチェッカーズ”(クリック!)のような髪型だった。

話はダイブずれるが、帰りの車の中で、(失礼にも程があるのだが)妻がこんなことを言った。
「H島さんの…ヘアスタイル…個性的だよね…」

かつて僕がまだ20代だった頃、同期ですでにかなり頭髪がきちゃってるA君と赤坂のクラブで飲みながら話をしていた事がある。
「俺…ずーっと不思議なんだけど…あの“すだれ”みたいに無理やり髪の毛をクシで持ってきて、9:1分けみたいにしてる人って結構いるじゃない?ああいう人はあれがカッコいいと思ってやってるのかな?それともあれでハゲが見えないと思ってるのかな?」

もうサイアク的に失礼な話である。
若気の至りと言ってもいいだろう。

なんたって、その友人が若ハゲ…なのはまだいいとして、隣のソファーで飲んでたおじさんがまさに“そのヘアスタイル”だったのだ(その髪型の想像が出来ない方はこのサイトからお探しください…クリック!)
そのオジサンがトイレへと席を立った合間をぬっての話題である。お店の娘の笑いを取ろうとするのも “いい加減にシロ!!” である。

しかし、僕の友人は威風堂々とこう答えたのであった(僕はあれほど含蓄と真理のある言葉にそれ以来出会っていない気がする)

「ハゲは一日にしてならず」

そんなわけで僕は、妻にもその話を、帰りの車の中では、とくとくとしてあげた。
「あのヘアスタイルだって、まだ過程なんだよ。ある日『すこし薄くなってきたな〜』なんて感じて、その人は毎日毎日鏡を見てるんだから…。あのヘアスタイルだってある日突然そうしたわけじゃないんだから…。ボクラが…たった一日見ただけのボクラが…どうこう言っちゃ“いかんゼヨ”…と、いうことだ。」
まあ、妻には『何言ってるのよ〜。ハゲだなんて一言も言ってないし、ハゲじゃないじゃーん!!』と言われたが。

と、大きく脱線した話を元に戻すことにするのだが…

そんなH島さんとの話で
地鎮祭は4/11(大安)の13時からと決まった。およそ2時間くらいの式らしい。

ミサワホーム西関東では、地鎮祭に際しては近所への挨拶の時に配るタオルや神事に使用する御酒やらイカのスルメやら…は全て用意してくれるらしい。
ボクラは初穂料…という神主さんへの謝礼金を45000円、水引入りの封筒に入れて持っていけばいいだけらしい(実際はそれ以外に、ご近所さんへの挨拶の粗品をボクラ独自に用意して、挨拶の時にミサワホームタオルとともにお渡ししました♪)

また、着工は4月の12日ないしは13日に遣り方(といって、まず水平レベルなどを計測する作業のことらしいです)から始まる予定だ…とのこと(実際は後述するいろいろなことがあって16日着工になりました〜)
また、竣工は7月3日くらいを予定しているとのこと。
さらに地鎮祭の時に、敷地に建物の大きさにあわせて縄(これを地縄というそうです)を張るので、その建築位置の確認や、埋め込み散水栓BOXの位置などをその場で決める…と言う事にした。

ところで、僕は実はこの着工打ち合わせに関して、一枚の紙を持ってきていた。

その名も『基礎工事着工に関する要望書』
家を建てる…と、いう段階になって、意外に親戚筋や友人、その他僕の周りの人に建築関係の人が多い事に気がついた。
そこで、僕は事前に複数の人に話を聞き、『いくら大手ハウスメーカーで建てるっていっても、基礎は大事だからね〜』なんて言う声を聞き、その工事に関する要望書を様々な知人の意見や知識を纏めあげ、作り上げていたのである。

土地と蔵につられて…ミサワホームで建てることを決めてしまったボクラなので、実はミサワホームがどういったテクノロジーで建てられるか…などと言う事は…恥ずかしい話だがこの時は良く知らなかった。
逆にボクラの周りの建築関係の人も、在来工法 (クリック!)やツーバーフォー(クリック!)なら良く知っていても、ミサワホーム独自の木質パネル接着工法 (クリック!)については良く知らない人が多かった。

それでも…
『まあ、家を作るってことには変わんないんだし、もしかしたらミサワでは当たり前...なんてこともあるだろうけど、一般的な話としてのいい家を作るための要望…として最初に現場監督と検討しあっておいたほうがいいよ。納得する事は大切だよ〜』
なんて友人に言われ、『ふむふむ。まったくそのとおりだ』と思った次第であった。

要望書は約30項目に渡り、技術的な面の要望…だけではなく、現場進行中の連絡方法、毎日現場に見に行けないボクラが現場の進捗状況やその日何があったかを知る方法、工事の段階に進む過程のポイントポイントで出して欲しい施工図面や報告書(コンクリートの報告書や検査報告などですね)、工事になにか簡単なことでもミスがあった場合のボクラへの報告方法…など多岐に渡っていた。
技術的な側面の部分で、僕がもっとも強く要望したのが、基礎工事終了時の型枠(クリック!)を外すまでの養生期間と、その後パネルを立てていくまでの養生期間、そして使用する コンクリートの強度やスランプ値(クリック!)、などであった。
さらにこの工事部分だけは絶対に見ておきたいので…と、鉄筋検査の日、コンクリートの流し込みの部分やパネルを立てる日取りなどの日時は、僕が会社を休める日や土曜日を指定していった。

あまりこういった細かい要望を基礎工事の前の時点で出す人はそう多くはないらしい。
H島さんは目をパチクリさせながら、
『なるべくご要望に沿うように…一度これは会社に持って帰って検討してご連絡します…』
と受け取ってくれたのであった。

「僕も友人やその他の人に言われたことを綴っただけのところもありますんで、もし要望に添えないところがあれば、わかりやすく…“大丈夫だ、心配には及ばない”ということを“しかるべき人から”説明してくださいね♪」
僕はニヤリと笑いながら最後にそう付け加えた。だって…基礎工事は戦争だ…って聞いてたからね♪

それから数日が経っていた。

H島さんとは数回の電話のやりとりで一つづつ要望との相違点を確認、納得しあっていた。
今思えばこれが出来て本当に良かったと思う。

とにかく、家を建てる時の施主というものは、なにかと耳年増になり、しかもまわりからの雑音も増え、しかもこのインターネット時代…調べようと思えばいくらでも調べられ、とにかく不安と疑心暗鬼になりやすいものである。

そんななかで、とにかくこの施工中の様々な“やりざま”を、事前に一つづつ話し合い、納得しながら進めれたことは本当に良かったと思っている。
当然、家なんてものを…何人もの手によって作っていくのである。途中でミスや間違いが全くない…なんてことはいくら大ハウスメーカーであろうとありえないのである。
そんな時でも、いろいろ事前に話し合ったせいで、その指針に沿って対処がしていけるし、多分『ちょっとうるせえ施主だな〜』なんて思われただろう?ことによって、いろいろ報告・連絡・相談がコマメに行われた事は、僕の精神衛生上も非常に良かったと思っている。

H島さんとの話し合いで、すこしだけ納得に時間が掛かったのは、コンクリートの強度の件だった。
本来ミサワホームでは基礎のコンクリートを打ち込んでから4日目には鉄製の型枠をばらしていくらしい。
ところが、今回は僕の要望により、ゴールデンウィーク前にコンクリートを打設して、GWが終了するまでの約2週間程度の長い期間を養生に当ててから型枠をバラす(さらに家を建て始めるまでは1週間程度置いてから…)ことになっていた。

しかも4月の末頃は暑くなることが予想されていた。
「現場での作業効率も鑑み、コンクリートの強度は27ではなく24を使用させてもらえないでしょうか・・・」
実はこの件に関しては、僕もあまりに専門的なことは良くわからずに…結局最後にはミサワホーム西関東の技術部のベースメント担当の方に、予想気温や養生期間などとの因果関係も含め丁寧に説明していただき納得するようになったのだが、こういったこと一つ一つも、
「おー!なんか家を建ててるなあ〜」
と言う感じがして、僕にはとても楽しかったのである(ミサワさんにとっては面倒くさくてたまらなかっただろうが♪)

ところで三月も月末が近づいてきた。

「ところで…我が家の地盤調査っていつやるんだろうね♪」
…………………….
そういえば…すっかり忘れていた。
あれ?このまま12日着工?地盤調査って…ボクラがあの土地を決める時、あんなに気にしてたのに…(このあたりの過程は第5話あたりを参照です…クリック!)もしかしたらみんなすっかり忘れてるんじゃないか?

早速W辺さんに『いつごろ地盤調査やるんですか?』…と、こっちも忘れていたのにも関わらず、まるでそれを感じさせないような堂々としたファックスを送った翌日、W辺さんからのファックスでの返事はこうだった。
『あそこの土地は、整地の際に各区画、地盤調査を行っており、その調査結果でミサワで保証をつけているので、新たに地盤調査をやることはないですよ♪』

「ふざけんじゃねえよ〜!!!!」
僕はそのファックスで怒髪天である。
会社から帰宅した深夜、速攻でW辺さんへ怒りのファックスをした。

「今回最初の契約時に、調査は暫定的なもんだという説明だったじゃん!しかも本来地盤調査ってのは設計図にあわせて建物の隅と中心地の4点でやんなきゃいけないんじゃないの?!しかも僕は地盤調査ってどんなもんか、ちょっと興味もあって、見たいなあ…と思ってたのよ!ちゃんと調査を実施して、しかも基礎の図面とともに説明してくんなきゃ、着工開始のGO!なんてだしてやんないぞ!」

まあ、僕もすっかり“いい社会人”なので、言葉遣いには最大限の気を使ったが、だいたい上記のような感じでファックスを出したのであった。

「すいませ〜ん!!僕の勘違いでした〜。サムライさんの所だけは特別に地盤調査をやらせていただくこと、すっかり抜けていました〜」
と、W辺さんから謝りの電話が入ったのは翌日の朝一番であった。

と、いうことで4月6日(木曜日)の朝9時から地盤調査、そして4月15日になんとミサワホーム技術部のベースメント(基礎仕様)担当部長から、今回のボクラの家の基礎図面と地盤調査報告書の説明をしてもらう事になったのであった。
いや〜たまにはちょっと“強く”言ってみるもんである。

と、いうわけで僕はその電話を切った後、会社のイントラネットにて、4月6日のスケジュールに年休のマークをつけたのであった。
まあ、調査を見ても…という説もたくさんあるのだが、とりあえずボクラの地面に最初に穴をあける日だもんね♪まあ記念に見に行かなきゃね♪
と、いうわけなのだよ。

(この日から、僕の“我が家建築現場、見学年休”が飛躍的に増えていくのである。まあ『一生に…そう何回もあることじゃないんで…』と、4月早々、新しい上司に宣言し、割と堂々と休んでる僕も僕なのだが…)

ちなみに地盤調査の前日、H島さんから一通のファックスが入っていた。
『いろいろと今までレスポンスが遅く、ご迷惑をお掛けいたしまして申し訳ありませんでした。実は私このたびの人事異動で部署が変わり、そのためサムライさんの現場監督も変わることになりました。今度の地鎮祭の時紹介いたしますが、今度の担当は私よりも格段に若く、頼りになる男です。短い間でしたがどうもお世話になりました』

えー!せっかく一緒に頑張りましょう♪とか言ってたのに〜!…とビックリではあったのだが、まあ…みーんなサラリーマンなのであるな♪

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4月6日(木曜日)・・・地盤調査

工事現場の朝は早い

マスコミなんて“だらしのない世界”で
『あ〜!寝坊しちゃった〜』♪ピポパピポパ(会社に電話)『○○ちゃ―ん悪いんだけど〜、ホワイトボードに立ち寄りって書いておいてくれる〜♪』あと30分だけ…二度寝…『あ〜また寝坊だぁ!』(無限ループ)

なんてことを日々繰り返す僕には予想がつかないほど・・・早い。

『地盤調査はあそこの分譲地の規定で9時から開始ですが・・・8時ごろには調査会社はスタンバイしてると思います〜』
と、W辺さんに言われてはいたのだが・・・

起きたらもう9時。・・・ボクガメザマシトケイヲトメチャッタ・・・

『ネボウダァァァァァァァァ!!!』
と、布団から飛び起き、そしてキングサイズのベッドで寝ている妻と息子を起こし、ダッシュ!で着替えても家を出たのは9時半!

妻に『早く早く早くぅぅぅぅぅ!!』と運転してもらい、埼玉県を北上するも、国道の朝の渋滞にはまり…
現地についたのは、まもなく11時・・・という頃であった。



「ぶぉっぶぉっぶぉっぶぉ」
なかなか表現しにくい音とともに、“たった一人のおじさん”が地味〜な機械で地味〜に…その“地盤調査”なるものをしていた。

なんか大層な調査を予想していたボクラはちょっと拍子抜けだった。

だって、スウェーデン式サウンディング試験(クリック!)とか言って、名前だけは立派な感じだったんだも〜ん…ドイツ式スープレックスみたいで…なんかプロレスの技みたいでしょ♪

ふと後ろを振り返ると、敷地の角には仮設のトイレ(クリック!)が出来ていた。
お〜!ボクラの敷地に初めて建った建造物である。

「順調ですか〜?」
特になにも聞くことがなく、とりあえず声をかけた僕に、あまり人付き合いの上手じゃなさそうなおじさんは答えた。
「順調ですよ〜。まあ・・・埼玉自体があんまり強くないとこですが・・・きちんと整地されてるんで・・・普通・・・ボクラに言わせると可も不可もない…って感じで…」


そんなわけでしばらくぼけーっと・・・家族で静かな平日の現場を眺めていた僕らだった。
「ぶぉっぶぉっぶぉっぶぉ」

「あんまり楽しくないね…」
妻がポツリと言った。

いや〜…いい天気である。
「とりあえず…記念に…出来たばっかりのきれいなトイレでも使ってみようか?」

ボクラは、三点目の調査が終わったのを確認し、妻のお父さんに市場で一缶35円でケースで買ってもらった缶コーヒーを二缶、おじさんに渡し、現地を後にしたのであった。
「ぶぉっぶぉっぶぉっぶぉ」(って、実はこんな音がしていたかどうかは記憶的には薄く、定かではないのだが)

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4月11日(日曜日)・・・地鎮祭

『うぉ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜』

神主さんの突然の異様な低音の叫びにビックリしたのは息子だけではなかった。
もう数十年前に横浜に建売住宅を購入した僕の両親は“驚きのあまり”笑いをこらえきれなくなり、
すでに三つもの注文住宅を建てた経験を持つ妻の両親は、息子のビックリした様を見て笑いがこらえられなくなっていた。


特に神道イズムに傾倒しているわけではないが、なぜかこういった人生の節目のイベントには、この神道がマッチする…と僕は思う。

そういえば、僕と妻が結婚した時、『別にやってもやらなくてもいよ…』という妻を説得し、
『せっかくのイベントが経験できる機会なんだから、やれるものは全部やろう。思い出は“つまんない事”も含めてできるだけ多くあった方がいい』と結納の実行を決めたのも僕だった。

その僕の意向に、ノリノリに乗ってくれたのは妻のお父さんで…
結納は妻の実家で行ったのだが、どこからかは知らないが大きな金屏風まで借りてきてくれて、それは盛大に行ったのであった。

そんなわけでこの地鎮祭も、イベントとして捕らえれば、相当思い出に残るものであった。



まるで、最近流行りの“小川直也”の「ハッスル!ハッスル!」(クリック!)ポーズのような神主さんの振る舞いや、
砂で小さな小山を作り、そこになんだかわからない呪文とともに紙吹雪を撒いたり、
いきなり鍬を持たされ、そこに全員で『えい!えい!』と掛け声をかけながら鍬入れをする儀式(クリック!)もとにかく最高!だったのだが…、

それ以前にどう見ても普段着で来てしまったのに、不思議な衣装をその上から着用させられる僕はかなり変だったし、

また、ボクラやボクラの両親、ミサワホームの営業W辺さんを始め、この日紹介された、H島さんの代わり=新現場工務担当のI川さん、実際に工事を行う埼玉ホーミングの菅谷さんを始めとする面々も『これはちょっとやばいよなー』とこっそり思っていた、
神主さんの衣装の背中部分の“大きな破れ”なども、イベントのアクシデントとしては、すべて記憶に残るものだった。
(残念ながら、すぐに口に出す僕の母親は、敷地に生えていたヨモギを摘みながら、W辺さんに『あの神主さんの衣装、だれか言ってあげナヨ〜』と幾度も…みんなあえて口にしない余計な事を言っていたし、僕の息子は『あの「うぉ゛〜〜」って言うヒトの服、破れてて変だね♪』と大声で式の途中に言い出して…それはそれでかなり“記憶に残る”状況となったのではあるが)

ところで、この新現場担当のI川さん、けっこう若いのだが、なんかハキハキしていて、非常に小気味いい感じではあった。
一つ問題は、今回タイルなどの施主支給工事で手伝ってもらう、店舗内装会社に勤める僕の友達と同じ苗字だったことくらいだ(それにしても、この家を建てる…ってこと。異常に同姓の方が多いんだけど…なんでだ?)
何回か、『それで今度、I川がさ〜』などと妻と会話をしている時、I川さんが「?」とこっちを怪訝そうな顔で見ていたことがある。

彼の現場経験はそれほど多くないのであろう。
『いや〜、ここの分譲地は広くて形が良くて、ミサワの様々なタイプの家があるんで非常に勉強になります〜』と、H島さんに話しているのが聞こえたからだ。

まあ、経験が浅くてもいい。
僕も広告代理店でイベントの部署に14年間もいるし、そんなに建造物を作ることに関しては“全くの素人”ではないのだから。
それよりも…それこそシロウのように…技術や才能云々よりも、小気味よく立ち回ってくれて、ボクラの意見を良く聞いてくれて、しかもわかりやすく説明してくれるフットワークがあれば…下手に技術や経験があってプレゼンスを押し出してくる人よりもそちらの方がいい…と僕は思っていた。

お神酒や今後上棟の際に”家の中に貼るお札”などを神主さんから受け取り、初穂料を支払い、神主さんは自ら祭壇の片付けをし、ワゴンのなかで“非常に普段ぽい”普段着に着替え、そのワゴンで颯爽と帰っていった。

式が終わった後、H島さん、I川さんとともに基礎に関する“コンクリート強度”や“コンクリートの出荷場所”“今後の基礎工事のスケジュール”などの最終確認を行い、近隣8件ほどに挨拶をし、この日は過ぎていった。

ところで…

以前このコラムでも紹介した本『それでも建てたい家』(クリック!)にも書いてあったのだが、最初に敷地に家の大きさに地縄(建築用語集では“建築物を敷地にあてはめてみるために張り渡す縄。現在ではビニールのヒモを使うが、地縄という。”と書いてあります。)を張った時、ほぼ全員の施主さんは『なんだよ!これ〜!小さいなあ!!!』と思うそうである。

『それでも建てたい家』の著者、宮脇檀さんによれば、経験のある建築家ですら地縄の際にはそう思うらしい。

そういえば僕も、仕事で展示会のブースなどのデザイン・設計をディレクションしている時、
パースや平面図などでクライアントと十数回に渡る打ち合わせを行った後、『いざ!施工日!』ということで現場に行ってみて、
最初に思うことは『え〜こんな小さいのかよ〜』だったりする。

そんなわけで、かなり大袈裟に、でも…かなり本心から…最初に地縄を見たとき(クリック!)にボクラは大きな声を出した。
「うわ〜!!!ちいさ〜いい!!!!!」

それを見つめるW辺さんやI川さん、その他工務の方達の『してやったり…』という表情が、嫌でも目に飛び込んできた(笑)。

あの地縄と言うものを見ると…まさに身の程を改めて知る…というか…、今まで一生懸命シロウと打ち合わせしてきた事が、若干気恥ずかしくなるような気がした。

「ねえ、ねえ、このリビング…5.1chのスピーカーなんて置いて大丈夫なの?しかもちょっと暗いかも…とか言って調光ダウンライトの数増やしてなかった?もしかして…体育館くらいの広さだと勘違いしてたんじゃないの?」
ニヤニヤ…と妻が言うので僕もこう言った。
「このキッチンのスペースが広くて、過労死するって言ってたのは…だれだっけ?」
僕は走り幅跳びのようにジャンプしてキッチンを飛び越してみせた。

「それでは、私…ちょっと別の現場に向かいますんで」
I川さんがボクラに挨拶し、ヘルメットを着用した時である。

最近、僕に付き合って大リーグをたま〜に見る息子が、そのI川さんを見てこう叫んだのであった。
「あ〜!!松井さん(クリック!)だ〜!!!」

単にヘルメットをかぶっているだけなのであるが…と、いうことでそれ以来、I川さんは我が家では“松井さん”と呼ばれるようになったのであった。

さて、この週の木曜日、4/15、ボクラは志木の展示場で“ミサワホーム建設業務部”のベースメント技術者という肩書きを持つT橋さんから様々な基礎工事に関する説明を受けていた。

これは、先週に行われた地盤調査の報告書(カラー写真や調査データ満載の、とても立派なものでした)を説明してもらうと同時に、今回の基礎工事の伏図(クリック!)や立面図を提示してもらい、その一つ一つをミサワのテクノロジーの説明も含めて着工前に行って欲しい…との僕の要請を受けて、開いていただいた打ち合わせである。

かなりベテラン…と見受けられるT橋さんはかなり丁寧に、わかりやすく、
鉄筋のサイズや今回のコンクリートの採用基準、かぶり厚(クリック!)、なぜ今回幅650ミリの連続布基礎を用いるかなどから始まり、今回の分譲地の整地方法やミサワホームと積水ハウスがゼネコンである三井建設に強いた整地条件、そして地盤調査報告書の読み方などを説明してくれた。

非常に有意義な時間であったし、ボクラにとっては明日からの着工における、非常に良い安心材料となった。

まあぶっちゃけて言ってしまえば…この説明を受けたからって、ボクラがそれに対して意義を唱えることはまずないだろうし、なにか着工や施工に関してミサワホームとしての基準を変えて施工するようにお願いすることは殆ど無かっただろう。

だけど…

まあこれも僕にとっては地鎮祭と一緒の意義なのである。とにかくその進行過程において、置いてきぼりは食らいたくないのである。「いちいち説明をしてくれよ♪」という意思表示でもあるのである。
たしかに面倒くさいこともあるのだが…まあこれも“建売にはない楽しさ”でしょ?と、思うことにするのであるよ♪

ところで18歳以下禁止!の追伸であるが、上記の地縄の言葉の定義を調べようと、Googleで『地縄 用語』で調べたところ、最初に出てきたのはなんと“風俗用語辞典”だった。
おそらく“縄”と言う言葉が“何か”に反応したのだとは思うのだが…

同じような言葉でも、業界が違うと大変な事になるもんである♪

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4月16日(金曜日)・・・根切り/着工

根切り工事…
といっても、「おいおい、着工前にいきなりダンピングの相談かよ〜」
ではない。…それは値切りである。

建築用語集によると、
『基礎または地下室部分を築造するために、地盤面以下の土を掘削して所要の空間を作ること。』
とある(いまいちなんのこっちゃ想像がつきにくいが)

だいたいの場合、この根切り工事の前に、“水盛遣り方”…という、用語集によると
『建築工事に際して基準となる水平面を定めること。地業、基礎工事の着手の前に柱心・壁心または水平位置を標示する仮設物。水ぐい、水ぬきから構成され水ぬきの上端は高さの基準を表示する。』
という工事が先に行われるらしいのであるが、なぜか “着工!!”というと、この“根切り工事”からを言うらしい。

まあ、いずれにしろ聞きなれない言葉である。

「さて、明日から着工で…根切りがスタートだから、現場に見に行こうよ!」
と、前の晩言った僕に対し、妻は予想以上の反応をしてくれた。
「もう!まったく!なんで着工前から値切るのよ!もっとみんな気持ちよくやってもらったほうがいいでしょ!」

…もうプリプリ怒っていた。

と、いうわけで…
『してやったり!ニヤリ!』…と、僕は鼻の穴を膨らませながら (実はその日、会社で調べたばっかりの) “建築工事ってやつ”がどんなものなのか…ってことを一晩かけて説明してあげたのであった。


建築現場につくと、ボクラ家族三人の名前が記された大きな看板が設置されていた(クリック!)
「うひ!●●邸だって♪息子の名前もちゃんと大きく入ってるし。ついに工事が…ボクラの家の工事が始まるんだなあ…」と、感慨深く、その看板を眺める僕であった

ところで、その“根切り工事”ってやつはあんまり見ていても面白くない
現地についたときはちょうどお昼休みの時間であり…現場には誰もおらず…、
古墳のような穴ぼこ(クリック!)が空いていただけだった。

すでに妻は帰りたそう…な感じである。
『ここは、いっちょ…世帯主としての威厳を!!』…と、僕はとりあえず誰もいない現場の中に“堂々と”入ってみて…

その“根切り”なるものの、広さや深さを測って見たりして(クリック!)(だって、他のヒトの家作りのHPとか見ると、なんかみんなやってるみたいだし…ね)
しかも、計りながら…良くわからないんだけど…とりあえず適当なところで頷いてみたりして。

「パパが工事やってるよ〜!!」
目の前のショベルカーに大興奮しながら…尊敬の眼差しでフェンスの外から僕を見る息子に、
「本当はパパ以外の素人は入っちゃいけないんだけど…ちょっと来てみるか?」
と、偉そうにしてみたりして(クリック!)

そのうち、お昼休みも終わり、ミサワホーム西関東の現場監督“松井さん”が顔を出してくれたため、
遣方で測定された水平レベルの話や基礎の高さの話などをレベルを示すテープ位置(クリック!)などを見せてもらいながら説明を受け、
なんかドキドキしながら初めての“職人さんへの缶コーヒープレゼント” なんかも滞りなく済ませ、ボクラはこの分譲地の近所を探索するため、現地を後にしたのであった。

夕方の4時頃、帰り際にもう一度現場に顔を出すと・・・
既に工事は終わり、キレイに掃除がなされ、職人の皆様はお帰りになられ、工事用のバリケードが張られていた(クリック!)

「もう帰ろうよ〜」
と、既に飽きてきた運転席の妻に、
「施主の勤めとして着工日の最終確認をしなきゃな…」
と、言い残した僕は…息子を抱っこしながら車を降りて根切り終了の現場を眺めてみた。

やっぱりただの古墳だ(クリック!)…。なんのこっちゃよくわからんわい…。

妻の方を見た僕は、指で丸を作りながら大きく頷き、そして大きな声でこう言った。
「OK!!根切りは順調に完了!!!」

さて、これからの工事は砕石敷き、そして配筋と型枠が組み上げられ、基礎のコンクリートを流すための工事が着々と行われていくらしい。
さらに来週に『配筋、型枠検査』と、いうものが行われるらしい。このあたりが家作りにもっとも重要な部分らしい。

まあ、とにかく…無事に着工であるよ(無事っていう根拠はこの時点では“少なくとも僕には”…特にないのであるが♪)

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4月17日(土曜日)・・・エクステリア打ち合わせ

打ち合わせ場所は、ミサワホーム西関東の所沢営業所であった。
営業W辺さんが、息子とプレイルームで遊んでくれている間、ボクラはエクステリアの打ち合わせを、
“ミサワフソーランドスケープ”という会社のやさしそうなおじ様、T中さんと行っていた。

しかしそれにしても、また“T中さん”である。資金課のT中さんと一緒の苗字である。
いままで、様々な方にこの“家を建てる”という件ではお会いしているのだが、なぜかW辺さん、I川さん、T橋さん…そしてT中さんとすでに4ペアである。
まあ…どうでもいいことなのだが♪
(でも打ち合わせの時とかで“●●さんにこう言いました〜”なんて時、けっこう面倒臭かったりする。どこどこの●●さん…と言わないと誤解が生まれたりして。)

この日は、ボクラの分譲地の町(役所)の規定を中心に、説明を受け、その後どんなカーポートや玄関前にしていくか…などの打ち合わせを行った。

それにしても、ボクラが住む予定の分譲地、その町の景観等の保護に基づく規定らしいのだが、これが意外に面倒くさい。

隣との境界は指定材/指定サイズのブロックとフェンスにしなくてはならなかったり、道路境界のペイブメントは住所によって敷かなくてはならないナチュラルストーンが決まっていたり、カーポートにもコンクリートうちっ放しではなく、必ず何かしらのアクセントをつけなくてはならなかったり、木々をある程度植えなくてはならなかったり、外回りの高さ制限が厳しくあったり… (これらはほんの一部です)
ボクラの家はまだ北側が玄関とフロントヤード、南側がバックヤードのため、それでも規則適用が少なかったりするのだが、これで南玄関のヒトは大変だろうなあ…と思ったりもする。
当然お金もその分たくさんかかるだろうしね。

と、いうわけで…ボクラはその規則にのっとりながらも…外構に関する希望を様々に出し、T中さんに図面&見積りとして、次の打ち合わせまでにまとめてもらう事にした。

ちなみに、この外構…に関しては、そのデザインや施工管理は、ボクラの間では、妻の管轄となっていた。

いや〜…なんかこうやって責任を“自分ではない誰か”に委ねると…『らくち〜ん♪らくち〜ん♪』なものである
(ちなみにボクラの間では、エクステリアとステンドグラス制作、引越し業者選びは、妻のレスポンシビリティとなっています。いや、当然お手伝いは僕もするんですがね♪うひひ)

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その後のエクステリア(外構)打ち合わせ

さて、若干話は時系列ではなくなるが、その後のエクステリアデザインの経過をここに報告しようと思う。

結局…バックヤード(南側)のウッドデッキは友人に作って貰う事になり、その他のバックヤードの芝生や植木などは、全て完成してからボクラが“一生懸命”植えたりすることになった。
(果たして、まったくの素人のボクラが畳40枚強のバックヤードの芝生をきちんと育成できるのか…は、はっきり言って自信がないのだが。“そしてボクラは庭を造るのだ”にでもまとめようかな♪)
そんなわけで“ミサワフソーランドスケープ”のT中さんにやっていただくことは主に北側外構工事(駐車場や土留、簡単な植栽などなど)及び外周フェンスとなった。
(また、玄関やポーチと同様に、ポーチからの階段のタイルも友人に貼ってもらうことになった)

「外構に関するデザインは任せてあげるよ♪」
と、多少忙しくなってきてしまい…妻に全権を委任してしまった僕の希望は3つだけ。

●家の外壁とマッチするレンガなどの部材を多用して欲しい。また夜に門灯や外灯などで照らされたときに感じのいい部材にして欲しい。
●タマリュウなどのグリーンを床面には多用し、コンクリートでベタッとなっている感じのカーポートは避けて欲しい。
●ホンの少しの…短い…玄関までのアプローチだってことは重々承知ノ助である。でも、そのアプローチのイメージは、仕事に疲れて東京から帰ってきた僕が、緑の中を通って家に帰る…そんなイメージにして欲しい。

そんなわけでデザインは、僕の知らないところでこんな変遷を辿ったようである(見にくい図面で申し訳ありませんが)

5月1日〜2回目打ち合わせ(クリック!)
5月16日〜3回目打ち合わせ(クリック!)
5月23日〜上棟立会い時〜打ち合わせ風景(クリック!)、平面図(クリック!)、立面図(クリック!)

そしてその後、植えてもらう樹木の調整やタマリュウのラインの調整、外灯の選択、そしてバックヤードへ続く家の西側通路に作るアルミ製のトビラの基礎の形状
(通常こういった通路に作る扉の場合、基礎の台座部分を少し削って取り付けるのですが、ボクラの場合、せっかく注意して作ってもらった基礎に傷をつけるのがイヤだった為、立面図に載っているような少々工夫したトビラの土台を作っていただくことにしました)
などを検討し、最終図面が出来たのであった。

北側玄関アプローチと駐車場(クリック!)
バックヤードには土の小山を作ってもらうことにしました。芝生でも張ったら息子と遊べるかな?と思って♪(クリック!)
さらに立面図(クリック!)

工事は6/23日からとなった。
工事が始まってから、2点ほど『え〜!!』という“小さな”問題が発生し、ボクラはそのたびの決断を迫られたのだが…ま、その件はおいおい…と、いうことで♪

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4月18日(日曜日)・・・砕石入れ、捨てコン打ち

いうまでもないが、日曜日は工事はお休みである。
きっと職人の皆さんも、教会などに行ってるのだろう♪

そして僕も当然日曜は、会社がお休みである。
神様に感謝することはまれにしかないが、 “お寝坊”ができるこの日を作ってくれた先人達には感謝し、布団になるべく長く抱きついている。

また言うまでもなく、ボクラが一番…大手を振って現場に行きやすいのは日曜日である為、見に行った時は“非常〜に地味な”動きの少ない現場を見るハメになることが多い。

金曜土曜日に、砕石地業が行われた・・・というのでボクラは現地に見に行ってみた。
地業とは、基礎のさらに下の部分のことを言い、言うなれば基礎の基礎、基礎を設置していくための地盤その他の強化工事のことをこう呼ぶらしい…たぶん。

ちなみに砕石とは岩や玉石を砕いたもののこと。これを敷いていくことによって基礎が地面に沈み込んでいくことなどを防いだり、地盤そのものを強化していくのである…たぶん。

昔はこの砕石の変わりに割栗といわれる6センチ程度の楕円形の石を使用していたらしいのだが…まあ近年ではこの割栗自体の値段も高くなり…砕石が使われるのが、特にハウスメーカーの工事では一般的であるらしい(一度この件でミサワホームさんに相談してみたところ、別途追加予算であれば今でも割栗を使用できる…とは言われました)

例えば砂場などで米粒ほどの小さな石を踏みつけたら砂の中に入っていってしまうが、ある程度の大きな石はなかなか押し付けても砂の中に入っていかない…というのは誰でも簡単に想像できることだと思う。
実際の原理はこれと一緒!!らしいのだが…まあ、みんなも砕石地業だって言うんだから…きっと安心なんだろう…たぶん。


本で読んだ通り、砕石はきれいに転圧がかけられ、さらにその上にモルタルがしかれていた。
これは工事をしやすくするため(たぶん基礎の枠などを置きやすくするため)のコンクリートらしく、捨てコンと呼ばれるそうだ。

なにやら根切りの時はまだ古墳みたいで・・・
「本当に家なんて建つのかよ!?」
みたいな感じだったのだが、なにやらこうやってキレイになってくると「うわ〜どんどん建っていくんだな〜」って感じである。

とりあえず、お約束で深さを測ってみる(クリック!)
これもお約束だが『よし!!順調!!』と声をあげる僕であった。
そんな儀式を南方で行う僕を見ながら、なぜか息子も北側で「じゅんちょうでーちゅ!」指差し確認をしていたが(クリック!)

そういえば、地面の上にはチョークで中心線(クリック!)のようなものが、様々な個所に描かれていた。

明日が型枠と鉄筋組み工事(クリック!)がなされ、明後日に外部機関によるその型枠&鉄筋の検査が入るらしい
ここが一番家作りでは重要パートらしい。施主は見に行った方がいいらしい

…と、『らしい』ばっかりではあるのだが、なんとか工事は無事に進んでいるみたいである。

ちなみに、周りがあんまりにも「ここが大事!」とかいうので、型枠&鉄筋の検査の立会いには妻とお義父さんで見に行ってもらうことにしたのであった(僕は残念ながらその日は会社です♪)

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4月20日(火曜日)・・・鉄筋型枠検査

ミサワホームの基礎部分は原則として連続布基礎を採用している(クリック!)
ボクラの家の場合は、割と広めの分譲地であり、前の道幅なども幸いなことに広く作業効率やミキサー車の駐車に関しても非常に条件が良いので、一体型基礎・・・というのが採用されるらしい。

この一体型基礎・・・とは建築用語集によれば、
『従来の基礎工法は、ベース、立ち上がり、土間と3回に分けてコンクリートを打設していたものを、この工法では特殊パネルを使用し、一回で打設することで従来の工法より一体型になるため、強度、耐久性共に向上した基礎になります』
とある。

そういえば、自宅を建てる時、自ら現場監督を行ったらしいお義父さんがこんなことを言ってたな・・・と思い出した。
「コンクリ―トを打つ時は時間との勝負なんだよ。昔この家を作ったときも、飯も食わさずに打っていくんだ。でも、未だに失敗だった・・・と思うのは、駐車場の土間だけは『まあいいか♪』と思っちゃって、途中で昼ご飯にしちゃったんだよ・・・。もちろん出来栄えは変わらないんだけど・・・、十数年すると、その休憩入れちゃったところから、ヒビが入ってくるんだよ。」

コンクリート強度は最終的には24Nにした・・・とは言っても、どうも週間予報ではコンクリート打設の日は、相当暑くなることが言われていた。
基礎職人の手際・・・にも関わってくるのだろうが、とにかくリスクは少ない方がいい。

「ふーん。よくわからないけど一体型ね。まあ強いって言ってるんだし・・・喜ぶことにしよう♪」
翌日、僕が会社を休めない為に、単独で現場に行って“配筋、型枠検査”を見てきてもらうことになっている妻に、一生懸命見るポイントを説明していた僕に、妻はあっけらかん♪とこう言った。

「もう・・・。基礎工事は戦争なんだよ!もっと施主がちゃんと勉強しなきゃ!ちゃんとよく聞いてよ!」
すでに毎日、よくわからないところや、いろいろ調べて疑問に思ったところはファックスでミサワホームさんに確認し(クリック!)(営業さんと設計さんと現場監督ですべてオフィスが違った為、1通につき3ヵ所に送付していました。・・・我ながら良く送ったもんだ・・・と今では笑い話と少々気恥ずかしい感じですが、家が建つ頃にはそのファックスはこんな量(クリック!)になってしまいました♪・・・たぶん不安病&チェック病&心配病という熱病だったんです♪)、なんだか “うるさ型”の余裕のない施主になりつつあった僕は、妻の目を見て少し怒るように言った。

妻が諭すように僕に言った。
「もうね〜、家の件になるとちょっと怖いよ〜。だって、安心だからってちょっと高いけどミサワさんに決めたんでしょ〜。」
だって・・・そうだけど・・・。このインターネット時代・・・。調べようと思えばいくらでも調べられて・・・。しかもいろいろ不安にさせるようなことが書いてあって・・・。

「もっとさ〜、ゆったりした気分で、出来上がるのを楽しみに見てってもいいんじゃないの〜。喧嘩してるんじゃないんだから〜。きっとW辺さんも『また夜中にサムライさんからファックス来てるよ〜』ってうんざりしてるんじゃないの〜??たぶんファックス持ってきてくれる事務の女の子だって、『W辺さん♪またサムライさんから来てますよん♪』とか言って手渡してると思うな〜」
そんなの・・・僕だって・・・わかってらい・・・。でも、・・・よくインターネットや・・・ミサワホームで建てたヒトが集まるメーリングリストには・・・ “後悔しないように!!” とか・・・ “頑張ってください!!” とかの言葉はあっても・・・『安心してゆったり楽しんでね〜♪』なんて言葉はないんだもん・・・。

「はいはい。ところで、何を見てくればいいの?」
僕の目がキラリン♪と輝いた。

「ずばり!!かぶり厚!!!」

かぶり厚とは建築用語集によると
『鉄筋コンクリート造で、コンクリートの外面と内部の鉄筋の間隔を言う。コンクリートは弱アルカリのため鉄筋が酸化するのを防止している。しかし、コンクリートはは徐々に中性化するのでかぶり厚さによって鉄筋コンクリーとの耐久性が決定されるので重要である。建築基準法で定められている』 
とある。
僕は以前貰った“基礎伏図”を妻に見せながら説明した。さらに鉄筋の配置でのチェックポイントなども伝授していった。

「まあ、よくわからないけど、見てくるし、わからないところは一緒に行くお父さんに現場監督の松井さんに聞いてもらうよ♪写真もとってくるから♪任してまかして〜♪」


そんなわけで、妻とお義父さんが現場についた午後1時頃は、もう既に外部機関の配筋・型枠検査は終了し、若干の手直しや明日のコンクリート打設の準備が行われていたらしい。

着工前、僕がミサワさんに渡した “着工に関する初期要望書” には配筋の接続方法や結束方法、補強方法に関する要望までが書かれていたのだが・・・そこはさすが!工業化住宅のミサワホーム。
ミサワの家の場合、鉄筋は全て事前に工場で溶接されたものが納品されるらしい。

そんなわけで妻とお義父さんは、検査業者の方達や、現場監督、実際の工務店のヒトに常識的な基礎作りの質問をしながら、あたりを見回ったらしい。

「こんな部分が、ご主人さんは見たいんじゃないんですかね〜?」
と、工事の職人みずから、スペーサーなどの部材を持ってきてくれたり(クリック!)、スペーサーが置かれているところを見せてくれたり、(これでかぶり厚を確保するそうです・・・クリック!)、型枠の幅を一定にする為の器具(クリック!)、アンカーボルトが垂直を垂直に立てる為の仕組み(クリック!)の説明などをしてくれたそうだ。

「みんなすごく優しかったし、いろんな説明もしてくれたよ〜。お父さんも、しっかり組みあがってるし、きれいな鉄筋を使ってるようだ・・・って言ってたよ〜。」
と、会社にいる僕に、妻からのメールが届いた。

「本当かよ〜?大丈夫かよ〜?ちゃんとかぶり厚計ったの〜?」
と、いう僕のメールに対してはこんな返事が。

「ちょこちょこって計ったけど、でもそんな全部計れる訳ないじゃ〜ん。でも大丈夫だってお父さん言って宝大丈夫だよ。あんまり心配すんなよ〜ベイべー♪」

・・・え〜??本当に大丈夫なのか〜???だって、有名な家作りのHP(クリック!)とか見ると、全個所自分で計ったりしてるぞ〜。え〜????

なんて一瞬不安になりながらも・・・

ま・・・そんな全部計るなんてムリだよな・・・。そんな宝くじにもあたったことないのに、欠陥住宅にだけ当たるなんてこと・・・ないよな・・・。

と、ゆったりとタバコをふかす僕であった。

そして、明日のコンクリート打設を見学するために、年休届をいそいそと書き始めるのであった♪

後日聞いたところによると、この日妻は、僕が前夜に一生懸命チェックポイントを書いて渡した基礎伏図を、すっかり家に置き忘れていたらしい。
『どうせ持っていっても見なかったよ♪』とおっしゃっていました。

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4月21日(水曜日)・・・基礎コンクリート打設!大迫力!!

「8時半から事務所にて作業員全員でミーティング、そして9時頃から現場に入り、9時半時頃から打ち始めますんで!!」
そんな松井さんからの前夜の連絡で、
「ミーティングには出れないと思いますが・・・一台目のトラックが来るころには“バッチリ”&“こっそり”現場に行きますよ〜!!」

「明日は6時半起きの・・・7時半出発でござるぅ!!」
と、大見得を切ったものの、起きたら“バッチリ”7時半・・・。

と、いうわけで“すでに初夏”のような日差しに耐えるため、サングラス(クリック!)とテキサスの日差しにも耐えたカーボーイハット(クリック!)をかぶり、
『いざ出発!!』
とあいなった次第であった。

「あれ!!!あれナニ??ナニ??」
ボクラの車が現地に到着したのは10時頃。…ボクラの敷地の前に、なにやら大げさな重機が駐車している(クリック!)


もう既にボクラは大興奮!である。

ヘルメットをかぶった現場監督のI川さんがニコニコしながらボクラに近づいてきた。
「あ!!松井さんだ!!!」
息子も大興奮である。

「いや・・・だからヘルメットかぶってるだけで松井さん(ご存知ヤンキース。なぜかうちの息子は松井には“さん”をつけます)なら、ここにいる職人さん達みんな“松井さん”じゃ〜ん」
なんて大人の理屈を言ってみても・・・なぜか息子にとっては、I川さんだけが“松井さん”らしいのである。

「このポンプ車で、コンクリートをなるべく高くから打設するんです。コンクリートは随時間が空かないように、待機所からどんどん来ますよ♪」
“松井さん”が、事前に僕が頼んでおいたセメント試験成績表(クリック!)コンクリート配合報告書(クリック!)を僕に手渡してくれながら、一通りの説明をしてくれた。

そしてすでに2台目となるらしい(全部で5台のミキサー車が来た…と記憶しています)コンクリートミキサー車がボクラの家の前にやってきた。
“働く車”大好きな息子はさらに大興奮である。
ミキサー車からどんどんコンクリートがポンプ車に供給されていく(クリック!)

そして打設の開始!!である。


「どどどどどどどぉぉぉおおぉぉぉおおおお!!!」

すっごい勢いで流れ出るコンクリート!
それを手で押えながら基礎の型枠の中に入れていく職人さん!!(この人がリーダのようです…クリック!)
その傍らでドリルみたいな攪拌機を持って型枠内のコンクリートを均等化していく職人さん!!(クリック!)
遠くでは、なにやらコテというかヘラというか…のようなもので、コンクリートをキレイに均していく職人さん!!(クリック!)

そしてその戦争のような“男達”の光景を、恐れおののきながら、フェンス越しに眺める妻と息子(クリック!)

そして、別に自分は何にもしてないのにも関わらす、
「どうだ〜!!すごい迫力だろう!!カッコいいだろう!!これが男の仕事(クリック!)じゃ〜!!!」
“魁!!男塾”のように興奮しながら息子とに妻に対し偉そうにしてる僕。

一通りミキサ―内のコンクリートを入れ終わると、ミキサー車は現場を離れ…そしてポンプが “びゅよーーーーー!!!” っと急にそそり立ち(クリック!)、チューブの中にあまったコンクリートを逆流させていくのである。
もう…僕と息子は口を閉じる暇がないくらい “喝采”(クリック!)だよ!!本当に!!

松井さんが近づいてきてボクラに言った。
「いや〜。僕もビックリするくらい、ここの職人さん達の手際は早いですよ〜。しかもキレイ!いや〜、こんなこと言っちゃ―なんですけど、僕がかなり安心してますよ〜♪」

ほんと!?信用していいのね?!信用しちゃうからね!!!
と、それを聞いて、勝手に“思いっきり”安心するボクラだった。

そんなこんなで基礎ベース部分の打設が終わったらしく、20分ほど硬化させてから今度は上の部分にコンクリートを入れていくらしい。
良く見ると、配管用の紙管がひょっこりと顔を出している(クリック!)

そんなわけでボクラは、雨樋設置の図面(クリック!)を見せていただき、『ああでもない…こうでもない…』と、その位置や雨樋の色についての要望を松井さんに伝えた後、お昼ご飯を食べに現場を後にしたのであった。

2時間ほどして・・・
現場に戻ってくると、松井さんはいなかった。別の現場があって、中抜けしたらしい。また最後には戻ってくるそうだが。

それにしても、これは最近聞いたのだが、ミサワホームの工務担当者は常に10件程度の現場を見ているらしい。
これはビックリである。
工務担当は中々休めず・・・という悲哀を感じさせないだけでも、すごいぞ!松井さん!!

そんなわけで、現場には、埼玉ホーミングの基礎工事責任者、●●さん(名前忘れました。散髪した後の小室等(クリック!)みたいだったので、便宜上“小室さん”と呼ぶことにしましょう♪)がパラソルの下でなにやら望遠鏡のようなものを覗いていた(クリック!)

「ふ〜。腰がいて〜」
しばらく後ろで眺めていた僕(妻と息子は既に飽きた…と、どこかに散歩に行ってしまっていました)だったが、小室さんが一段落し、腰を伸ばした時、僕はすかさず聞いてみた。
「これは・・・なにをしてるんですか?」

小室さんの説明によると、これは打ったばかりのコンクリートの上部に釘を打ち、その釘の頭を完全に水平にする為に、水平器を除いて指示を出しているのだ・・・と言うことだった。
そういえば、小室さん、基礎の方にいる職人さんに、
「あと1ミリ上!もう1ミリ!あ〜!1ミリ下!!」
みたいなことを大声で指示していた。

その後、この水平に打った釘の頭に合わせるように、レベラ―(セルフレべリング材)というたこ焼きで使う“水で溶かした小麦粉”みたいなものを満遍なく基礎の上に薄く敷き詰め、基礎の上表面のレベルを合わせていくのだそうだ。
この作業は今日の夕方近くになりそう・・・とのことだったので、近所でちょうどセルフレベリング材を打ったばかり…というお宅を教えてもらい、その様子を帰る前に見に行ってみた見に行ってみた(クリック!)
この黄色い矢印の先が釘の頭である。
(いや…僕は最後まで“自分ち”を見てみたかったんだけど…妻の「もうイイカゲン帰ろうよ〜」光線が…突き刺さるもんで…)

と、言う訳で我が家の基礎は、4/27日の型枠バラシ、さらに5/12日のパネル組立までの長い養生期間に入ることになる。

「今日は楽しかったね〜♪すごかったね〜♪ミキサー車がいっぱい来たね〜♪」
と、いう興奮しながら話す僕に、息子は鼻を“ふかふか”させながらこう言った。
(ちなみに、息子が鼻を“ふかふか”させる時は、なにやら『ちょっとおかしいよね〜』というモノを表現する時の癖である)
「すごかったけど…でも…今の僕んちより…ちっちゃいね。“ぼくんち”は10階建てだしね♪今度はいつコンクリートミキサー車来るの?」

息子よ・・・。残念ながらもうコンクリートミキサー車は来ない。

それともう一つ。

君は誤解しているようだが、 “きみんち”はあのマンション全部ではないのだ。あの建物の8階の…さらにその一部なのだ。

もしパパが“すんごい”お金持ちでもなければ、あのマンション全部より大きな家なんてのは建てられないし、申し訳ないが今の時点で、その可能性はゼロだと思ってくれないだろうか?

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4月27日(火曜日)・・・型枠バラシ!!基礎のお目見え!!

基礎の型枠はずし・・・
と、いう行程は、インターネットで散見できる “施主経験” の豊な、その道の達人から言わせると、
“まるで我が子がお目見えするような・・・家作りでもっともドキドキする” 大切な日らしい。


と、いうことで
「そんなことなら僕も!」
と、わけもわからず、一応会社に行く前に(とはいっても会社とは真逆方向ではあるが)現地に、妻の運転する車にて連れて行ってもらった。

「パコーン!!!パコーン!!!・・・ガ―ンガーン!!パコーン!!!パコーン!!!・・・ガ―ンガーン!!」
と、凄まじい音の中、基礎の職人さんがたった一人で作業をしていた(クリック!)

いい音たててる訳である。
トンカチみたいなヤツで『ばこーん!ばこん!!』と叩き、“ぐいっぐいっぐいっ!”という感じで・・・もうたった一人の “男の力仕事”な訳である。
もう、東京のサラリーマンな僕なんか、か細い声で、「おつかれさまで〜〜〜す」なんて言うことしか出来ない訳である。

庭の方に目をやると、雨水などの排水桝(クリック!)なども納品されていた。
「うーん・・・着々だに〜」
なんて思いで、庭方面から基礎全体を見渡してみると・・・

「うひゃ〜♪おもちろーい!!」
などと言いながら息子が何かやっている(クリック!)

ちょうど北側方面・・・カーポート等で一段下がる為に偏芯基礎となっている面である。
・・・
ペキ!ペキ!ペキ!ペキ!!
と、いう音をたてて、天端レベラ―が型枠と接触し、ホットケーキの端っこ(もしくはもんじゃ焼きのオコゲの部分)みたいになった部分を指で折って取っていました(クリック!)・・・。
まあ、こんなレベラ―のはみ出した部分は、機能や構造にはまったく関係ないだろう・・・と思ってしばらく息子には自由に(但し職人さんの機嫌を損ねないように)やらせていた。

そんな息子の行動を、面白がりながら見ていてふと気が付いたことがあった。

なんかこの偏芯基礎の外側にあたるベース部分であるが・・・
なんか仕上がりが汚いのである。

この配水管が通るための穴(ガムテープのようなもので、穴がふさがれないようになっていました)があった部分は非常にキレイで、コンクリートが固まったところなんかは “まるで鏡” のように、手などを近づけると映りこんだりもした(クリック!)

それを見た妻は、
「あ!テレビでやってた!良く出来た基礎は、型枠外した瞬間は少し黒みがかってて、まるで鏡みたいになるんだって!!」
と、大喜びだった。

それはいいのだが、こちらの部分(クリック!)
どうもベースの部分(偏芯基礎なので外側に出っ張るベース部は短いです・・・というより基礎図面にはない部分といった方が正確です)ガタガタ(クリック!)である。

場所によっては金属みたいなものも見えて、その下はコンクリートの砂利みたいなのが見えているじゃないか(クリック!)

まもなく、この現地を離れ、会社に向かわなければならない時間になってきた。
「あれ・・・あの基礎のガタガタな荒れてる部分・・・大丈夫なのかな〜?」
なんて思いっきり心配になりながら、妻に近くのJRの駅まで送ってもらおうと、車に乗り込もうとした時であった。
「あ!松井さんだ!!」
息子が指を指して叫んだのであった。

お〜さすがだね〜。“松井さん”、ちゃんと型枠はずしは見に来るんだね〜

時間があまりなかった僕は、“松井さん”にこの偏芯基礎の荒れた部分について、「こういうのは標準的なものですか?」と聞いてみた。
“松井さん”はニコニコしながら、
「はい!大丈夫ですよ〜。どうしてもこの偏芯の部分は通常の基礎部分と違って型枠が一発でしか置けないんで、こうやってコンクリートが膨らんじゃうんですよ〜」

あまりにも屈託のない“松井さん”の返事に一瞬は
「ふーん♪そうなんだぁ〜♪」
なんて感じで納得してしまったのだが、電車に乗って新橋までの1時間弱・・・で、またちょっと不安になってきたのである。
女々しくて、非常に情けないのではあるが、これが俗にいう “施主の揺れるキモチ” なのだよ。♪

と、いうわけで・・・会社に着いてから写真付きでミサワホームのW辺さん、設計のシロウ、現場監督の松井さんにメールを出した僕だった。

文面は以下のような感じである(一部抜粋)。
相変わらずをもって、恥ずかしいぐらいに“不安/心配病”だった僕であった。

(ここよりメール)
・・・それで一つ疑問が出まして、工務担当さんには現場で聞きましたが、再度確認だけさせてください。
添付写真のように偏心基礎の部分のコンクリートがかなり荒れて不均等だったように 見えたのですが、これはこの現状でミサワさんの標準的な施工でしょうか(問題のな い施工でしょうか)?
少々不安になりましたので、なにか納得のいく説明やミサワさんとしての強度に対するご見解をファックスなどでいただければと思います。(この間のベース部?からとかの見解であれば嬉しいです)
(メール終了)

この晩、“松井さん”から電話があり、『サムライさんを心配させてしまって、申し訳ございませんでした』との丁寧な挨拶に続き、

再度、偏芯基礎の構造と型枠の物理的な都合であの部分は荒れてしまうことが多いこと、
但し、偏芯基礎とは基本的には『家の内側向きのL字構造』のものであり、 “逆さT字で”支える通常の基礎とは根本的に構造が違い、外側のベースの様な部分は強度には問題がないことなどを説明してもらった。

さらに、5月8日(土曜日)に『かなばかり図』(クリック!)や既に頂いている基礎伏図などを僕に見せながら、再度ミサワホームから今回の件も含めた、いろいろな疑問点や不安点に答えてくれる・・・そうだ。

これは僕のほうからの、5月12日からの“基礎養生終了〜その上へのパネルや断熱材の組立”と、いう行程に入る前には、
「ぜひミサワの家の細部がどのように作られていき、どんなパーツを使い、どのような施工をしていくのかを教えて欲しい!」
という要望から実現したものだった。

・・・

とりあえずは、納得・・・という形で、工事は基礎の養生期間に入っていくのであった。

ところで、来週はミサワホームに、今後の生活設計のために、ファイナンシャルプランナーを紹介されることになっていた。
さすがハウスメーカー。・・・いろんなサービスがあるもんである。

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5月01日(土曜日)〜02日(日曜日)・・・ファイナンシャルプランナー様との顔合わせ&基礎の養生見学(ついでに自宅周辺の見学もね♪)

ミサワホーム西関東がファイナンシャルプランナーと契約をしている理由…
大きく分けてそれは二つあるのだろうな。

一つは、営業的な理由。
家を買うときには大抵のヒトが住宅ローンを組むと思われる。

それは30年…とも35年…とも言われ、こんなIT音痴の僕ですら使ってるウィンドウズOSが、まだほとんどこの世の中で知られていなかった10年前ですら“とんでもな〜く昔”であり…
『15年ほど前、どうやって資料とか調べてたっけ?そういえばその頃は携帯電話も無かったな。あ、メールも…。いったいボクラはそうやって仕事してたんだっけ?』
なんて思うくらい時の移り変わりは速いのに、その倍以上の将来にまでわたる借金をコサエルことになるわけであり…
それが家作りを “洒落”で済ますことの出来ない事としての理由の一つにしている事は、揺るがしようの無い事実であろう。

「いや!わしは組まんぞ!即金だ。買いじゃ!買い!!きぃぃぃぃ〜!!」
と、言うヒトも中にはいるのだろうが、そういった人にはまさかハウスメーカーが無料で紹介してくれる“ファイナンシャルプランナー” なんてものはハナから当てにしないだろうし、当然黙っていてもいろんな知的職業の方が営業に来るであろうから、この際無視しておく。

ところでこの住宅ローン、これを組むと、それはまるでグリコのおまけのように、もれなく団体信用生命保険・・・と言うものがついてくる。
まあ、言ってしまえば
『借金が残ってる最中に死なれるのが一番債権者としては困るんだよね〜。だから縁起のいいことではないけど、ご主人さんが死んだら、残りの借金がチャラになる生命保険に入っておいてもらうよ♪』 と…言うものである。

と…言う事は…である。
逆にいえば、借金まみれであろうが無かろうが…家を持った後はご主人様が死んだら家が丸々家族のためにノー借金で残る …と言うことになる。

通常『家でも建てるかぁ!!!』なんて思うヒトは30代から40代、妻と1〜2人程度の子供持ちと相場は決まっている(いや、あくまでも非常に極私的な一般論ですよ♪)

そんなヒト達はこれまた、会社の昼休みにどこからともなく現れる、保険会社の若い女の子営業につられまくって、結構な額の死亡保険に入っちゃったりしているのが常だったりして、月々に結構ないい額の保険料を給料から天引きされちゃったりしてるわけである(繰り返しますがあくまでも一般論ね♪)。

ハウスメーカーの営業は、契約が目前に迫った客に対し、概算見積りとともに、月々の住宅ローンの支払額を提示するのである。
「いや〜…ちょっと…ほんのちょっと手が出ないなあ…これじゃあ今の賃貸アパートよりも5千円高いもんなあ…諸費用がこんなかかるなんてビックリだよ〜」

そこでファイナンシャルプランナーのお出ましなのである。
「家を買うってことはムニャムニャムニャ…。団体信用生命保険がムニャムニャムニャ…。おっと、今払ってる保険料、ちょっと死亡保険金が高すぎるんじゃないですか?もっとスリムにしましょうよ♪…するとあら不思議!月々の保険料が●千円安くなるじゃないですか!」

そこですかさず!営業さんが口を挟むわけである。
「その●千円をローンに上乗せすれば…。どうです?お客さん?この家、買えちゃうじゃないですか〜!」

てな感じだと思う(あくまでも僕の想像ですけどね。本当にこんな事が行われてるかは謎です♪)

もう一つの理由は、単なる契約したお客様へのサービスとしてだろう。
そしてボクラは、そのお客様サービスを受けるため、待ち合わせのミサワホーム志木展示場にやってきたのであった。

出迎えてくれたのは、プレ●ン●ャル生命のファイナンシャルプランナー、H間さん。多分休日のバイトなんだろうね。

ファイナンシャルプランナー…という響きから、ボクラはなんかクールな銀縁メガネのオールバックな感じの人を想像していた。
ところがその出てきたH間さん。顔や風貌がボクラが大好きだった漫画、ボクラがまだ “家を建てる”なんてことを小指の先にも思ってなかった頃に読んでいた、ハウスメーカーの悲哀を綴ったギャグマンガ、ロドリゲス井之介の『係長ブルース』の主人公、中屋敷係長(クリック!)にそっくりだったのである。

このなんとなく信頼できそうなファイナンシャルプランナー“中屋敷係長”との打ち合わせはこれから数回続いていくのだった。

とりあえず今回は、僕や妻の入ってる保険証券、そして我が家の投資資産やら個人年金やらを僕から説明し、とりあえず家計診断をやっていただくための、“めっちゃめっちゃ細かい”家計簿シート(僕の夜の交際費の覧までありました)の説明を受け(これは次回までに正確に記入してくることになりました)、1時間程の話は終了したのである。

しかしこの中屋敷係長がもっとも興奮し、汗をカキながらボクラに話し掛けたのは、息子が果物のおもちゃで遊んでいる時に、
「おぉれんじ〜アンあっぽ〜アンぱーぽぉ〜ぐれぃぷ〜」
と、ダラス仕込みの息子独自の英語らしきものを口にしたときだった。

「あれ?いま息子さん英語しゃべりましたよね〜!!!どうしてですか!!!????」

よくよく話を聞くと、彼、外資系に勤めるあまり、英語の重要性と大変さはもう悲しいくらいわかってしまっているらしい。そこで彼の息子(まだ1歳らしい)には既に英語のビデオを見せたり、英語で話し掛けたりしたいるらしい。

「いや〜。金融よりも育児って難しいですよね〜」
そんなよく分からない結論で、無理に納得しあうボクラと中屋敷係長であった♪


さて、その翌日は養生期間に入った基礎の様子を見に、現地へと向かってみた。
すでに基礎のベース部分は土で埋められ、まるでこの上にパネルが立つのを今か今かと待っている…そんな状況である…と、どこかの“建築日記”サイトには書いてあったからそうなのであろう。


とはいっても、養生中の基礎はすっかり綺麗にビニールシートが被されており(クリック!)、なんの面白味を発見すればいいのやら?という感じである。

息子はまるで孫悟空のように、黄色と黒のバリケードを振り回し、さらに赤いカラーコーンを重ねて遊び(クリック!)
『僕はビルダーでーす♪』
とご満悦である。

せっかく来たのに何もやらない….というのもなんである。
この日は割と風の強い日であった。
そこで、一応施主として、ビニールシートが風でめくれているところは直したりして…

ちなみにそうやって、ビニールシートを直している時に気がついたのだが、コンクリートの部分は、なにやら薄い透明シートのようなもので保護がされていた(クリック!)
土間になる部分はなにやら木みたいなものが見えていたりして。(クリック!)

なんだかはよく分からないのだが…まあ、綺麗に養生されてるらしい…ということで、根拠は無いけど安心して現場を立ち去るボクラであった。

たったこれだけを見るために、車で一時間も走ってきた…と、いうのもなんだなぁ…と、いうことで、ボクラは数ヶ月後から始まるであろうこの土地での新生活のために、この周囲の環境を少し知っておこう…ということで、あてもなく車を走らせてみた。

前にも書いたかもしれないが、このあたり、10-15分も車を走らせればかなりのカントリーサイドのルーラルな光景が広がっている。
そんな光景の一部、田んぼのど真ん中で意外や意外に洒落たイタリアンレストランを発見する(クリック!)
お値段も結構それなりに高く、いったいこんなところでやっていけるのかな?とも思ったのだが、なぜかお昼を少々過ぎた店内はそれでも7分の入り。結構美味しかったので、記念日用のレストランとして、記憶しておく事にする。

さらに息子のために、公園をみて回ろう!と、周囲の公園に足を運ぶ。
このあたりは本当に公園が多い。町角の町内マップを見るだけでも、大きな公園がいくつもある。


貯水池を中央に持つ特大公園が2つあるのだが、そこの池の周りには左のようなこんな看板が・・・。

この河童…非常に怖い…。
この2つの大きな池。一つはブラックバスが多くいるらしく、釣りができるらしい。
さらにもう一つの巨大な池は、今流行りの野鳥のビオトープと化している(クリック!)
…と、いうわけで遊具が無いのがたまに傷ではあるのだが、昼間行く分には非常に“いい感じ”の公園なのだが…
息子はこの河童のおかげでこの場所を“相当怖がっております”。

さらに、住宅地の近くには遊具と芝生のグランドが広がる公園が。
さすが、北埼玉の町である。土地は思いっきり贅沢に使用されている(クリック!)

さらにその公園の近くには、(おそらくこのまま順調にここでの生活が続けば…そして息子や妻が“お受験”なんかに強い興味を持つことが無ければ…)息子が通うであろう中学校(クリック!)が建っていた。

横浜の山あいの中学校、そして本牧の丘の上の高校で学生生活を過ごした僕としては、羨ましすぎるほど“広い校庭”を持った中学である。
さらに、その門に設置されていた看板のイラストが泣けるほど良い出来である(クリック!)

今はまだ、素直で…100%ボクラに依存している…ぶっちゃけて親ばか発言を言わせてもらえば、まるで “天使”のような息子だが、ここに通うようになる頃には自我もすっかり確立され、 “反抗期” なんかにもなったりして、たまにはボクラも『昔はあんなに可愛かったのに…オヨヨヨヨ(泣)』…なんて経験をしたりもするんだろうなぁ…

なんてことを、中学校を眺めながら、思った僕であった。
…いかんね〜。家なんてものを買うと、“なにかにつけて”将来のことを思っちゃったりして♪

さて、そんな基礎養生の現場見学の6日後、5月8日 にはボクラはミサワホームの展示場の会議室のようなところに来ていた。

それにしてもこうやってあらためて思い出しながら書いていくと、本当にこの頃は家の件で忙しく動いていたもんである。
すでにいい年になりつつある僕のどこに、こんなエナジーがあったのだろう?という思いだ。

…まあ“普段くたびれてる”お父さんも、『家族のために、何かしよう!!』なんて一大決心をした時は、すこしはエナジーが復活するぞぉ!と、いういい見本…ということにしておこう…いや、しておいていただけないでしょうか?

さてこの日は、5月12日から始まる、基礎の上へのパネル建て (これがミサワホームの木質パネル接着工法の中では最もミサワらしい…といわれる工程となります)に先立って、
詳細な図面を元に、ミサワホームの家の建て方のテクニカルな部分をわかり易く説明してはくれないだろうか…?
と、いう僕の希望へのソリューション…という形で開かれた会議であった。

すでに机の上には、様々な図面が並べられていた(クリック!)

ミサワホーム西関東の工務担当の方が、ボクラにわかり易いように蛍光マーカーなどを駆使しながら、
かなばかり図(クリック!)や以前もベースメント担当者から受けた説明時に用いられた基礎伏図(クリック!)、そして雨水配管図(クリック!)などなどを用いて、

今後の詳細な工程の話、防湿シートの張り方やその耐久性・配管工事の際のシート破損を防ぐための注意点について、地下室に換気を促す台輪とその設置位置について、ミサワホームの壁の構造について、シロアリを防ぐための標準的な施工(防蟻シートや防蟻テープ)について、断熱材(ロックウールやグラスウール)の張られ方について、…等々…

を説明してくれた。

営業の若い方が息子と遊んでくれてる間、ボクラはその話を一生懸命になって聞き、そして一生懸命になってわからないところや(付け焼刃の知識で得た)心配なところを質問していった。
まあ…これは地質調査やベースメントの詳細な説明を受けた時と同様なのだが…
当然ボクラにゼーンブがわかりっこは無いのである。

もちろん、説明をしてくれる側もわかりやすーく説明をしてくれているのだから、その場で説明してくれた事については “なんとなく理解” はできる。
但しその理解はとても表層的なものであり…たとえば、説明に対して、『いや、こっちの方がいいんじゃないですか〜?』とか『なんでこういった方法を取らないんでしょうか〜』なんてことを言えるまでの理解ではないのである。

だから、その説明を受ける事によって、ミサワホームがボクラの家に施す施工方法がなにか変わる…といったものではないのである。

『だったら、別にそんな説明受けるだけ面倒なだけじゃない?』
と、言う意見もあるとは思うのだが…

まあ。それはそれで…いいのである。
これも一つの…施主としての“思い出になる”ひとつのステップなのだよ
。 少しでも自分達の建築に関わっていかないと…せっかく建売よりもコスト効率は悪い(高い)ものに手を出したんだから、少しでも楽しむチャンスは確保 しておかないとね♪…の精神である。

そうは言っても…一応ボクラも内部のことはともかく、アウトプットイメージを作りやすい“見える部分”についてはそれなりに要求が出せたりする(場合もある)

この打ち合わせでも、ボクラは
天井裏への点検口の位置を変えてもらったり、数を増やしたり、蔵や1階・2階の天井が高くなる可能性のある施工方法の検討を工務担当の方と行ったり、石膏ボード上に補強板をつけてもらう個所の追加
などをした。

またさらに、当初のボクラの要望で設計されていた雨どいの位置や配管方法(ルーフバルコニーの雨水をリビングの上を渡す形で配管することによって、外見への雨樋の露出を極力少なくしたりしてました)を、今日聞いた話で結露の心配や音の心配、
さらに家が形になっていくにつれ、その嬉しさからか、設計時に言っていた小さなこだわりについて『そんなにこだわんなくてもいいかぁ〜』という思いも出始め、極めてノーマルなバルコニーから直接外に配管する方法に変えてもらったりした。

そんなこんなで約2時間にわたる説明会は終了〜となった。

展示場からの帰り道、ボクラはお義父さんの非常に中の良い知り合い、家具工場を経営するコバちゃんの会社(クリック!)に寄った。

コバちゃんには、実はボクラが結婚し、今のマンションに住んだ時、カーテンを “仲良し価格” で作ってもらい、さらに下駄箱をプレゼントされたことがある。

そして今回は、キッチンカウンターと下駄箱、さらに玄関に取り付ける大きな姿見鏡を作ってもらうことになっているのである(しかもそれらはそれぞれ、コバちゃんからのプレゼント、お義父さんからのプレゼント、妻の弟からのプレゼントです。ありがたいことです♪)

そんなコバちゃんの息子さん(僕とほぼ同い年)は、家具工場のとなりに別の工場を持ち、人工大理石のカッティング会社を経営している。
コバチャン息子はアメリカでその人工大理石のカッティング工法を修行してきたらしいのだが、彼の会社にはおそらく●千万円はするであろう人工大理石のカッティングマシン(クリック!)が鎮座していた。

「どうせなら、キッチンカウンターも下駄箱も、天板は人工大理石にしちゃいなさいよ♪」
こんな感じの物を作ってもらいたいな〜…なんて拙い希望を紙に書き、説明していたボクラに、コバちゃんはそう言った。
「そっちの方が立派でいいわよ〜。しかもあの息子のマシンを使えば、人工大理石を薄く掘って、色付きの大理石を何層にも入れていくことで、好きな絵が入れれるからね♪どんな絵がいいかも、次来る時まで考えておいてよ♪」

さて…どんなモノが出来たかは完成後のお楽しみである。実際はもう出来ていて、ミサワホームに取り付けてもらったのだが、実際とても良い出来である。

もう感謝感謝!!多謝!!なのです。

さて、この翌日はまたまたファイナンシャルプランナーと展示場で会い、家計調査票を元に現状分析やゆとり資金やキャッシュフローなどの算出をしてもらう。
それにしても改めて感じるが、ほーーーーーんとに家のことばっかりですな… 。ボクラに特別な趣味が無くてある意味ラッキーだったのかもしれないね。

さあさあ、そんなわけで、ついに3日後!5/12はパネルの組み立てですわ!

ついに家の形がお目見えですわ!!

ちょっと基礎工事で読むのが退屈だった皆さん!!お付き合いありがとう!そして、次の更新を“しばら〜く” (できればちょっぴり楽しみに)待っててくださいね♪


第9話につづく(クリック!)



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