サムライ一家の 〜そしてボクラは家を建てるのだ〜 /モクジのページへ |
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7月03日(土曜日)…ついに引渡しかぁ…(感傷)… 「サムライさん…すいません〜。実は手続きにもう一枚サムライさんの新しい印鑑証明書が必要だったんです〜。申し訳ありませんが、引渡しの日に営業のW辺にお渡しいただければ結構ですので…」 資金課のT中さんから電話が入ったのは竣工立会いの翌日、つまり引き渡しの週の月曜日だった。 「え〜面倒くさいなあ〜。だってもう住所移しちゃってるから、印鑑証明もあっちの役所でしか取れないんだよなあ…。あれ?ところで引渡しってどこでやるんだ?」 他の人の“家作り日記”のHPなどを見てみると、引渡しはその新しい家で行う場合と、“引渡し式“などと銘打ってミサワホーム各地ディーラーの本社などで行われているケースのふたつがあった。 「…ミサワホーム西関東の場合どっちでやるんだろう?…特にボクラの場合、ディーラーの支店や本店から少し分譲地が離れてるからなあ…。」 とりあえず、営業のW辺さんにメールを打ってみた。『引渡しは通常どこで行われるのですか??』 翌日、渡辺さんから来たメールによれば、引渡し式は本社の方で行いたい…とのことであった。 僕は妻と相談した。 「結局引き渡しって言うのは…単なる儀式…ではあるんだよね…。工事用の鍵ではなく、ちゃんとしたこれから住む上での鍵をもらったりする…。あと、W辺さんを初めとしてミサワのいろんな営業さんから拍手なんかをもらったりする…。」 「なんかやだね。そういうの・・・。ちょっと、照れくさくて♪」 「それにさあ、ボクラの場合結構今住んでるとこと新居が遠くてさ、よくヒトのHPに書いてあるように、本社で引渡し式をやったあと、新居に行って新しい鍵の開通式をやる…なんてことはとっても面倒じゃない? それに竣工立会いの時にお願いしたちょっとした修正とか、取り付けてもらうものとか…まだ確認もできてないじゃない?」 「そうだね…。だったらさぁ、営業部長の拍手はいらないからさ、新居で引渡しはしてもらおうよ。そしてらさ、その前に印鑑証明取りにいけるじゃない?」 そんなわけで引渡しは17時から新居で…と、いう事になった。 よくよく調べてみると…土曜日は役所が午前中しかやっていない…ことに気が付き、妻と息子は17時を目指して車で現地へ…と、いうことで、僕だけ一足先に電車にて約1時間…東武東上線とJRを乗り継ぎ、役所〜そして我が家へ行っておく事になったのであった。 僕の新しいホームタウンとなる町にはJRと私鉄の二つの駅があるのだが・・・この二つの駅は…名前こそ似ているのだが…なんだかとっても離れたところに在るのである。 しかもこの時初めて気が付いたのだが…このJRの駅と私鉄の駅の間にはバスもなく…歩いて30-40分くらいかかるのだ。 …というわけでまだストレンジャーな僕は、案の定JRの駅に降り立ち…役所は私鉄駅の方なわけで… JR駅前のまだ新しいターミナルから、タクシーに乗って役所へ乗りつけたのであった。 役所での用事が終わった後は、ちょっくら住宅街(JR駅のすぐ近く)まで歩いてみることにした。 もう7月…ということで日差しは結構厳しかったが…まあいい運動♪ってことである。こんな田舎道、めったに歩くことないしね(ただしこれは今までは…ということであり、これからはたくさん歩くのかもしれない…が)。 意外なことなのだが、なぜかこの辺りはレストランが多い。 しかも意外に駐車場も、そして店構えも大きく立派な感じなものが多いのである。外食好きなヒトが多いのか? そんなわけで道中のこの中華レストラン(クリック!)はまずチェックであった 歩くこと20分程度…大きな県道を越え、JRにたどり着き、敢えて農道みたいなところを突き進み、極めて小さな踏切を越えると… そこには“だだ〜っぴろい”緑の空き地が広がり(いずれここも住宅街になる…らしいのだが)…その空き地のさらに向こうの方に、ボクラが住む…、そして多分…息子の育ちの地となるんであろう大規模な…しかも真新しい分譲地(クリック!)が夏の空の下に見えてきた。 目的地が見えて…少し早足になってきた僕の額に、うっすらと汗がにじんできた。 まだ土だらけの時期分譲予定の大規模造成地、ぞして大きなテニスクラブを通り抜けると、突然道がきれいになり、いくつかの公園と、そしてボクラの住宅群が見えてきた(クリック!)。 さらに僕はその歩を進め、新しい我が家へと向かって…背中に汗を滲ませながら歩いていった。 さまざまな家があり…今まではここに来ても、自分の家ばっかりにその意識は集中していたのだが…この時期に来て、しかもこうやって“お散歩”の機会に恵まれた僕には、この地をかなり俯瞰で見る余裕が生まれていたような気がするわけで… そんな気分で、僕は軽快にこの住宅街を形成するさまざまな家の間(クリック!)を通り抜けていった。。 ボクラがこれだけ楽しんで家作りをしたのと同様に、それぞれの家…そして家族にそれぞれのストーリーがあったのであろうし、そしてこれからそれが増幅され、大河ドラマとして紡がれていくのだろう。 軽快にそしてキョロキョロしながら…そしてそんなことを考えながら歩いていた僕は一瞬ドキリ…とした。 本当によかったのか…? 勢いをつけて来た今まで…“単なる家作りの場”としての今までと違い…これからはここが “生活の場”になっていくのである。 ここでボクラは年をとり…そして息子はここで大人になっていくのである。 …なにか今まで…すっかり夢物語で…漠然としていたことが…突如、これまた “漠然としたリアル” として僕の背中に着地した…そんな気がしたのである。 …いや、当然…本当によかったのである。 それはそうなのだ。 だけど結構…重大なこと…決断だったんだなあ… 誰が言った言葉であるかは忘れてしまったのだが…まさに “恍惚と不安” … そんな大層なものを大袈裟に、陶酔しながら抱えながら…歩いている僕の目前に、新しい我が家が見えてきた(クリック!)のであった。 「いや〜今日からここが“僕んち”だなぁ〜♪えへへへへ♪」 まあ結局“不安”なんてものは能天気な恍惚には勝てないのである。すっかりニヤニヤしている僕が、ここにはいたりするのである♪ さて、家の前に到着である(クリック!)。時間はまだ1時半。引渡しの約束時間まではまだ4時間半もある。 そんなわけで、まだ作業中の外構屋さんに挨拶をしながら、家の周りをぐるっと見てみたのである。 ●カーポートと道路の間にはテラコッタが敷き詰められている。これはこの住宅街の規則で指定のテラコッタタイルを使用しなくてはならないのである。(クリック!) ●外灯をひとつ、玄関先につけてもらった。ここには後でシンボルツリーのヤマモミジが植えられる予定である。(クリック!) ●玄関門柱は完成し、表札と郵便ポスト、カメラ付きインターフォンがついた。このレンガは少しアンティークで、割とお気に入り♪である。(クリック!) ●その玄関の西側の庭へ続く通路には、スロープと鍵が付く門を付けてみた。特に深い理由はないのだが、まあなんとなく防犯も考慮して…って感じである。(クリック!) ●南側ダイニング前には、人感センサーつきのライトをつけた。このダイニング前にはウッドデッキを設置するつもりであり…まあ夏の夜など、そこでご飯などを食べるときのライトとしても使えるかなぁ〜?なんていう夢見がちな施主ならでは(笑)である。(クリック!) ●ちなみにその南側の庭から、東側のカーポートへつながる通路を撮ってみた写真である。そういえば、お隣さんとの境界のフェンスも設置されている。このフェンスも街の規則による指定部材である。それにしても庭の土は固そうで…一筋縄ではいかなそう…である。(クリック!) ●ちなみに西側の通路を北に向かって見てみるとこんな感じである。中二階(蔵階)にあるお風呂などへも給湯してくれる、ガス給湯器や検針メーターなどもこちらに設置されている。(クリック!) 続いて家の中へこんにちは♪である。いや、今日の引渡しからは“ただいま!!”なのかもしれない。 まあ、いずれにしてもまずは和室で大の字になって、 「う〜ん♪とうとう俺の家〜!!」 の儀式をしなくてはいけないだろうな♪ それにしても外はかなり暑いのだが、中は割と涼しい感じがした。これが高気密住宅…と言うものなんだろうか? それともすっかり閉めきられていたから・・・かなぁ? そんなわけで家の内部もパチパチ♪と写真を撮っていった。 ●玄関を入って左側の壁、鏡の並びにはコートフックが取り付けられていた。(クリック!) ●リビングルームの壁(吹き抜けのため隣接する部屋より壁が高いです)にはちょっぴりコダワッテミタ照明とスピーカーがきれいに取り付けられていた。(クリック!) ●2階の踊り場…子供部屋ドアの前あたりから蔵階の踊り場を見ると、これまたお気に入りのフロスの照明が割といい空間を作っていた。(クリック!) ●蔵階の踊り場に立つと洗面所と青空の蔵を見ることが出来た。洗面所の秘密の凹みは、なかなかグッドアイディアだった…と自画自賛である。(クリック!) ●リビングと和室は、この両方向に開く引き戸で隔てられている。エアコンの要らない春や秋などは完全に開口し、広々〜感を味わうためである。(クリック!) ●トイレの壁紙は2転3転して、これに落ち着いた・・・。まあ決して落ち着いた壁紙ではないが…まあトイレを華やかにしとくのは、…アメリカンライフかぶれの名残のひとつ…かな?(クリック!) ●ちなみにお風呂場の窓は割と大きめを採用した。そんなわけでお風呂場の窓から覗くと、ちょうど玄関付近が見えるのである。(クリック!) ●ちなみにインターホンは画像つき…にしてみた。なんか訪問販売とかN●Kの集金とか…ウザイしね♪(クリック!) ●二階へ上りきったところには、ベランダへ続くドアがある。このドアは上下スライド式になっていて、網戸で風邪が通せるようになっている。一応南→北の自然の風の通り抜けには気をつかったのだ。(クリック!) ●リビングに座り、ダイニングやキッチン方面を眺めるとこうなる。うんうん。意外にいいじゃないか〜とニンマリシテしまうのである。(クリック!) ●ちなみにダイニングの中央付近からキッチン&階段方面を眺めるとこんな感じである。暖房効率を上げるため、この階段にはスライドカーテンをつける予定である。(クリック!) ●さて、玄関から見える風景はこんな感じである。トイレと階段下の物入れが見える。(クリック!) ●ダイニングとキッチンを隔てる、キッチンカウンターの端にも、壁内配線でスピーカーの結線が来ている。音楽などがダイニングやキッチンでも聞けるように…なんて設計の時は考えてたのだが…改めて見てみると…そんな大きな家でもないし…リビングで鳴らせば充分だったような…気もする。(クリック!) …と、いうわけで一通り…いままであまり写真に収めていなかったような場所を撮影した僕は、和室に入り、寝転がった。 和室の天井(クリック!)を見てるうちに…眠くなってきてしまった。 和室の小窓を風通しの為に開けていた。初夏ではあるが…風が良く通り、寝るには充分の快適さだった。 「最近新しい道具買ったからさぁ、見てよこれ。これならびくともしないよぉ〜」 「ここまでやってやんなきゃなぁ。最近のはうるさいから♪…でもさぁ、本とかはよく読んでんだけど、でも実際のことは何にも知らないんだよぉ〜」 外構の工事の方が他の現場の作業のヒトと話す声で、目が覚めた。 そういえば和室は玄関の隣なのである。地窓を開けていたおかげで割と声が聞こえてきたのだ。 …一瞬僕の事を言われているのかと思ったが…どうやらそれは一般的な最近の施主の傾向について話しているようだった。 インターネット時代である。調べる事がとんでもなくイージーになったおかげで、ボクラは知識をたくさん詰め込んで、高額商品を購入する傾向が強くなった…とは思う。 まあ…それがいいことかどうか…果たしてお金を払う方に得となっているのかどうかはわからないのだけれど… 少なくともお金をもらう方にとっても、むかつく事は多くなったんだろうなぁ…と自責の念も含めてそう思う。 それはさておき…すっかり二時間近く寝てしまったようだった。気がついたらもう4時半…まもなくミサワホームの営業のW辺さんと現場担当の松井さん、そして妻と息子がやってくる時間…である。 僕は畳の上で思いっきりノビをした。まだ自分の家…という実感はなく、どこかのホテルで目覚めたような感覚があった。 引渡し自体は…実際そんなに大層なものではなく、こちらの感慨をよそに、淡々と事務処理のように為されていった。 前回の…竣工立会いの際の修正は…クロスなどは概ね済んだもののベランダの格子などの取り付け部材はまだ完全には済んでおらず…外構工事を含めた今後の工事の予定とその施工の確認などが、息子がW辺さんと庭の土で遊んでいて…僕が感慨に耽り、遠くを眺める目をしているころ…、妻と松井さんの間でシメヤカに…まだ何も無いリビングに胡座で…行なわれた(クリック!)…らしい。 ちなみにこの息子とW辺さんが遊んでいる(クリック!)庭の土だが… 元々はカーポートを作る業者さんのミサワフソウエクステリアのT中さんに、 「どうせ、カーポートを作る時、掘るんですよね。そしたら土が一杯出ますよね。実は僕…庭に小山を作りたいんです…。なので、その土をこんもりと庭の隅にだけ盛っといてもらえないですか?」 なんて我が侭なお願いをしたものである。 ところが、T中さんは、 「ここの住宅街、造成地なんで土は正直言って良くないですよ♪だから、別に手間は一緒ですから…黒いいい土をサービスで持ってきて、それを半径2メートルくらいの小山みたいに盛っておきますよ。」 …というありがたい申出によって盛られた土である(しかしそんな好意の盛り土を・・・『向かって左側の隅じゃなくて右側の筈だったんですが…』なんて後になって位置を変えてもらった僕は、まさに“恩を仇で返す”に相応しい…と自分でも一応は思っているのである♪)。 さて、事務方のほうでの手続きが概ね終わった所で、儀式の始まりである。 (まだ工事が完全に終わったわけじゃ無いんだけど♪)取敢えず、工事完了証にサインをし、住まいのお手入れグッズセットとともに、ホームケアブック(クリック!)をもらいつつ、各所の掃除や手入れの仕方などを聞いていった。 さらに様々な機器類の仕様書や保証書などがセットになった「住まいの書類」という皮表紙の分厚い書類(クリック!)を、鍵5つと共に頂いた。 今までは工事用の鍵で玄関は開いていたのだが、この新しいミサワホームの鍵を1回通すことによって、今までの鍵はつかえなくなるらしい。 「ぜひ、この鍵の最初の貫通式はご家族で、記念にやってみてくださいね〜」 と、W辺さんがあまりにもニコヤカに言うので… 「取敢えず全部工事がちゃんと終わって、ボクラが引越したら、やってみようと思います♪」 と、ニコヤカに返す僕だった。 さて、儀式もメインイベントに近づいてきたのである。 「じゃじゃじゃ〜ン!!」 W辺さんが大きな風呂敷包みをボクラの前に出した。 「あけていいですね!!」 僕がもうニッコニッコしながら・・・その風呂敷を開くよりも早く…息子が結び目の片方を引張った。 ぱらりり〜ん♪ 中からはボクラの家の、外観模型が現れた。…そうである。もし頼めばアクリルケース付きで10数万円する…という模型の…W辺さんからのプレゼントである(クリック!)。 ちなみにその模型の南側からの俯瞰はこんな感じである(クリック!)。 妻にとっては余り興味が無く…でも男の子の僕にとっては・・・はっきり言って家ができたのと同じくらい嬉しいものだった♪ 僕はよーくその模型を見た。 「あれ??????」 息子が叫んだ。 「ここに、横浜のおじいちゃんが立ってるよ〜♪」 玄関あたりを良く見ると… 白髪のナイスミドルが…まるで僕の実家の実父みたいな人が、そこには立っていた(クリック!)のであった。 「これって、住宅ローン払い終わった頃の僕ですかね〜??」 一応そんなスマッシュギャグで、その場を和ませる僕であった…のであった♪ 帰り道。車の中で息子に聞いてみた。 「新しいお家、何が一番好き???」 すると息子は即答したのである。 「あの玄関のピンポン〜♪がいい音して好き!!」 …そういえば、息子は帰る間際、ずーっとピンポンを押していたのである(クリック!)。… …まあ…いろいろ気に入ってる個所が様々でいいのである! とにかく!!これで書類上はまさにあそこがボクラの家!!!である。 これからの電気代もガス代も全部ボクラ持ち!!である。 これで晴れてマイホーム持ち!!である。 そんな晴れ晴れしい気持ちで…ボクラはマンションに戻り、コーヒーを啜ったのであった。 少し落ち着いて…僕は言った。 「あれ?そう言えば部屋の中に取付けてもらう予定の、雨の日でも洗濯物が干せる室内用物干し竿取り付け金具と、ベランダの物干し竿を通す角度調節付き取り付け金物…がまだ付いてないんじゃない?」 「あれ?そういえばそうだね〜。でも今後の工事の説明の時にも何にも言われなかったね〜。設計の時と上棟立会いの時に、しっかり位置と高さとかも…通常よりも高めにって○センチまで細かく…シロウと一緒に決めたのにねえ〜。」 妻もすっかり忘れていたようであった。 ためしに…と、現場担当の松井さんの携帯電話に電話をしてみると… 「あ〜!!!!すいません!!!忘れてました〜!!ごめんなさい〜!!!!!」 とのことであった…。 ちなみにミサワさんもすっかり取付け位置や高さのボクラの希望がワカラナクナッテシマッタ…らしく、今度友人の玄関タイルなどの施工打合せで僕が現地に行く時についでに、その位置や高さなどをもう一度指示することになったのである。 まあ…引渡しが済み、僕の家になってからも…とにかく色々ある…ってことの・・・単なる幕開け♪なのである。 まあ、とにかく!!!ようやく“無事に”マイホームパパですわ!!! 7月09日(金曜日)…ウッドデッキ図面完成!&タイル貼りやカーテン作りのための現地採寸・打合せ さて、引渡しはおわった…といってもこれで、 「うっひ〜♪これでぜ〜んぶおわりだぁ〜い。後は住むだけ〜!イエ〜イ!!じゃあ、庭の芝生で寝転がって、BBQやって、ギン冷えのジントニック飲みながらビキニパンツで日焼けして〜♪」 なんてことには当然ならないわけで… 当然引越しがあったり、ガス・水道・電話等々インフラの契約変更、荷物が入る前の掃除、エアコン等家電製品の取り付け…など様々あるし… もちろん、抵当権などが設定されるにつれ住宅ローンに関わる様々な契約書や願い書、登録届け…さらに表示登記などが終わり次第、住宅金融公庫や財形住宅ローン、火災保険などの最終的な契約なども残っているわけである。 しかも… 我が家の場合…特に大きな理由はなく、別にその部分のお金をケチろうなんて気もなかったのだが…まず庭の木々や芝生は時間がかかっても自分たちでやろう!!なんてその部分だけ妙に意気に思ってしまったわけである。 その理由は本当に…庭作業を舐めていた…というのも半分だが、残りの半分の理由としては… 別にケチろうと言うわけではなく、なぜかこの家作りの設計最終段階で、『なにか安くならないかなぁ〜。ボクラが“お得”を享受できる方法はないかなぁ〜』的な心理に陥ってしまう人は多いわけである…と、かなりの“決めつけ”ではあるが僕はそう思うのである。 その過程の中で、結局…最後にはどこかの業者やDIYセンター等にお金を払うことなどすっかり忘れてしまい、「とにかくこのミサワホームから来るお見積もり金額を少しでも安くすることが“俺の使命!!”」なんて気がしてしまい… 「じゃあ、この庭の芝植えや植栽、砂利置き等は家が建ってから僕がちょこちょこやりますわ。だからこの分見積もりから削ってね♪」 なんていうわが身も振り返らない“宣言”をしてしまうのである。 さらにもう一つ、同じような理由をバックグラウンドにもった結果として… ウッドデッキの設計&製作、玄関や玄関ポーチ、階段などのタイルやカーテン・カーテンレール等の取り付けは、友人であり『店舗内装デザイン施工会社』を経営するI君に○○○万円で任せることにしていた(I君がいくら抜いても結構だがわがままな僕の要望を十分聞いて安く、しかもグロスで仕切ってね〜って感じでお願い♪『現ナマで払うから♪』である) 玄関タイル・部材などがミサワで扱っている商品以外からも選び放題だった…なんていうメリットはあったが… まあ、実際はミサワホームに任せてもそれほど金額的には変わらなかったかもしれないし、もしミサワホームに…と建物と一切合切で発注していれば住宅ローンの中にも組み込めたので…実は“お得!!”だったのかどうか…と、いうと怪しいところではあるのだが。 そんなわけで本日はI君が手配する、左官屋さんのマネージャーの現場調査およびこれまたI君配下のT川ブラインドのインテリアコーディネータさんとの現地での実測および打ち合わせ、カーテンやスクリーン選び♪の日であった。 その数日前にはウッドデッキの図面も完成してたりして、結構ワクワク♪である。 床下伏図(クリック!) 床伏図(クリック!) さーて、ついでに運べるもんは運んどこ♪ と、この間購入したステンドグラスの照明や、5.1ch用スピーカーを息子にまで運ばせ(クリック!)、車に積んでGO!!…と、いうことでもう見慣れた我が家(クリック!)に到着である。 「結構できたんだね〜」 と、I君が来たのは、ボクラが 「お〜タマリュウが納品されてるよ〜」なんてちょっと喜んで(クリック!)、 「山モミジがシンボルツリーらしく埋まってるね〜」なんて秋の紅葉にちょっと期待しちゃったりして(クリック!)、 「わーい!ハナミズキのほうもいい感じじゃーん♪」と満足し(クリック!)、 「キッチンカウンターの防水パネルもようやく付いたね〜」なんて安心し(クリック!)、 ・・・ なんだかわからないが息子が『ふひ〜!!あちゅいしいしょがし!(暑いし忙しい)』 と一筋縄ではいかなそうな、硬くて水はけの悪い庭の土を、不思議な道具で鋤いている(クリック!)時であった。 余談であるが…しっかし我が家の庭の土、本当に自分でなにか素敵にできるのかな〜?!?!と不安になるほどカチンコチン♪である。 夏だから? よくわからないが、試しにシャベルで掘ってみよう♪…なんて思っても10センチ掘るだけでもう大変な騒ぎである。 こんなところによく生えるなぁ…って雑草だけは生えてくるのだが、まあ雑草はアスファルトだって生えてくるしね。 ちなみに前章でも記したが、『こんもり山を作りたいな〜』なんていう僕の希望で、外構会社さんに土を少しサービスで盛っておいてもらった。 その土は普通に芝生などを植えるときに使ういい土…なのらしい(クリック!)が… 写真を見てもわかるようにぜ〜ンぜん♪その色が違うのである。 よくよく見るたびに…庭造りに暗雲が垂れ込めるっつーの!!!って感じである。 ともかくI君と左官関係の実測をしてくれるO友さんがやってきて、テキパキと実測や現地調査を始めてくれた。 息子は、なにやらパパのお友達がお仕事してるんだな〜…ということはわかるらしく、おとなしく…だけど間近で眺めていた(クリック!)。 さて・・・ボクラは暇だから…『そうだ!ステンドグラス照明でもダイニングに付けてみようよ!』と箱を明けてみると… どうやらこの照明、素人がカチッと付けれるようなもんではなく…ネジをもんで天井にきっちりと付けなくてはならない代物だった・・・。 そんなわけでI君に『ね〜♪これつけて〜♪』と甘えて…(クリック!) ダイニングの照明は無事に付いた(クリック!)のであった。 さて、夏の空も若干うす暗くなってきた頃、インテリアの人が我が家を訪れたのである。 …と、いうことで一時間半ほど打ち合わせおよび実測をしてもらった(クリック!)。 ダイニングにあるセンター階段のところには、T川ブラインドの新製品のスライド式スクリーンをつける…などいろいろアイデアも出してもらい、妻は結構楽しみながら打ち合わせをしていたようだった。 まあ一個一個の予算を気にせず、グロス予算での話し合いは、お金のストレスはなくていいね♪ …妻が高めのカーテンを選ぶたびに、I君の顔は“ぴくぴく”してたけどね♪ そんなこんなで家を出る頃にはもう夜になっていた。 フムフム♪夜の我が家の玄関の姿も、意外にカッコいいもんである(クリック!)。 その2日後、ボクラは一応の家の完成や今後のことを話しに、僕の実家である横浜に遊びに行ったのである。 父と母、そして弟の家族はボクラを手巻き寿司パーティで歓迎してくれ(クリック!)、また一歩、なにかに近づいたことを感じたのであった。 さて!!あとに残るは引越しだ!!!! …とは、まだまだいかないのである。まだまだ、引越し前にはやることが“てんこ盛り”でございます♪ 7月13日(火曜日)…引越し前の大安です。…ということで縁起を担いで家族で新しい我が家に泊まってみました♪ ダラスは教会だらけだった。 日曜の午前中はみんな教会に行くため、いろんなお店が閉まっていた。 アメリカ人がそれほどまでに宗教に熱心だなんて…そしてテキサスがばっちり俗に言うアメリカバイブルベルト(クリック!)に含まれてたなんてことは、暮らしてしばらくするまでは、まったく気にも留めてなかったので若干ビックリ!… ではあったものの、それはすぐに慣れ、しばらくすると教会に遊びに行くことも多くなり、そこで賛美歌なんかも臆面もなく歌いきっちゃったりするもんである。 だからといって信心深くなる…なんてことは全然なく、相変わらずの無宗教のまま、いいとこだけ享受しようとする、典型的な宗教的イベント“風見鶏”な僕であることは間違いなかった。 …と、一体文頭から『何を書いているのか?』…と、いう感じであるが… 一応外国の人から『宗教は?』なんて聞かれたら 「OH! アイム ビリービン シントーイズム♪」 なんて“にこやかな顔で答える”ことにしている僕が、普段の生活で神様のことを意識することは…ほとんどないといえる。 もちろんお正月にもクリスマスにもそんなに意識したことはない。 そういった意味では、この無宗教と自分を規定するのが大好きな日本人である僕が、なにやら信心深くなる…といったら…(多少強引な前フリってことは重々承知の助である)… 人生の中で「結婚」と「家を建てる」なんていうのはかなり“チャート上位”の行事であることは間違いない。 と、なにが“そんなわけで…”かはよくわからないのだが(笑)…と、いうわけで。 「やっぱり引越は大安の日だよなぁ〜」 と、思っていた僕だった。 もちろん僕や妻の両親も、 「そりゃそうよ〜。やっぱり大安よ〜。」 なんて思っていたわけである。 さて…ここでボクラは一つの事実にぶち当たることになった。 大安の日は引越し料金が高くなることがある…(しかも混むので時間指定なんかだとさらに高い) そこでボクラの出した結論とは…!! 「んじゃ、大安に引っ越すのやめんべぇ〜」 世の中で、 「○○やんの、やめちゃうべ〜」 なんて話はいっぱいあるのである。 で、たいていそんなことを切り出すのは、どちらかというと若い世代であり、それを戒めるのは親の世代だったりする。 年賀状や墓参りから始まり、結婚式などもすっかり「じゃ、やめんべ〜」の標的である。 ご多分に漏れず、ボクラも 「引越しのときの方角や日柄は大切じゃ!馬鹿たれたれたれ!!!!」 と、両方の親たちから怒られたのでありますわ。 そこで妻のパパが助け舟。 「まあ引っ越す日じゃなくてもさ、その前でも大安の日に、一日寝てみればいいんだよ。」 をぉ!!!その根拠はよくわからんが、それはグッドアイデア!! と、いうわけで7月13日、僕は会社の帰りに、妻と息子の待つ新しい我が家に“一泊旅行”へと向かったのであった。 夏の気配がひたひたと…って割には意外に家の中が暑くないじゃないか。 エアコンはまだ付いてないが、扇風機だけでも意外に快適である。 高気密、ミサワホームの威力か?これが??…それとも冷夏なのかぁ? (単に夜だから…かもしれないが) と、いうわけでリビングでコンビニ弁当をムシャムシャである。 …なんだかホテルのような…新品のコテージのような…もしくは人の家に黙って入り込んだような… と、いうわけでさっぱり落ち着かないため速攻で寝室に移動〜♪(クリック!)である。 (布団はこんだけ。いや〜夏でよかったよかった♪) それにしても・・・いくら気分は“他人の家”だったとしても、やはりそこはボクラの家。 …いろいろ、「あちゃぁ〜!!」っと、気づく点が散見されるのである。 ○テラコッタタイルやカーポートの上で、車のタイヤを切り返すと、これが黒いあとが付くのである(クリック!)。縦列駐車型のカーポートはこうなる…なんてことには設計時には当然気が付かなかったことである。 ○外に灯を2つ(玄関ドアのところと敷地の境界の門灯)につけたのだが…実はお隣との境界にある電柱のライトが思いのほか明るく… 「門灯はいらなかったんじゃないの??これ庭につけたほうが防犯には良かったんじゃないの?」 と妻に詰られる。 「だってそんなこと知らなかったもん〜」と、これは落ち着いたらミサワに文句を言って只で付け替えさせてやろう♪…と思う僕であった。 ○スイッチに関しては設計時にかなりヨーク考えたつもりであった。 ここでつけたら→こっちで消せるように→そしてまたここでつけれるように♪ってな具合である。 まあそれにも少々「あちゃ〜」はあったりするのだが…まあそれはいいとしても 微妙なスイッチの高さや位置にもう少し気を使えばよかった〜…っと思う部分があるのである。 例えばこの洗面所と蔵の上の階段ダウンライトのスイッチ(クリック!)。ちょっと高いのである。 まあ僕には大した問題ではないのだが…息子が小学生とかになったときでも、これじゃひとりじゃ届かないのでは??って感じなのだ。 ○さらにこの2階階段踊り場のスイッチ(クリック!)。…なぜか少し微妙に遠い(階段寄り)なのである。 これでは階段の電気などを消し忘れてしまったとき、寝室内から手を伸ばして消すのには若干の支障があるのである。…つまり冬などでも一度寒い踊り場に出ないと、消し忘れた階段の電気は消せないのである。 …このように、設計時では思いもよらなかった“チッチャイチッチャイ♪こまか〜い”ことが、実際…たった一日でも住んでみると気がついたりするものである (電気を消し忘れる…なんてことは設計の時は思わないからね〜。設計のときはスムーズにすべてのことが行われる前提で考えるからね〜) さて、まあそんなことを思いながらも、まるで大学のラグビー部の雑魚寝のように、ボクラは寝室で熟睡し、そして新居での初めての朝を迎えたのであった。 さすがに朝は暑い!さすがに夏である!!カーテンのない部屋ではオメメも早朝からパッチリ!である。 庭にもバッチリお日様が朝の八時からサンサン!(クリック!)である。 ちなみにいつの間にかタマリュウも植えられていた(クリック!)北側のカーポートだって、“何が北側だよ!!”って言うくらい夏の日差しがギラリギラリ(クリック!)である。 午前中のガス開栓の立会いなどの事務手続きを妻に任せ、我ら男軍団(僕と息子)は灯油の容器を持って庭へと向かったのであった。 灯油・・・? そう。灯油である。別にこの7月の炎天下で、灯油ストーブで我慢大会をする…わけではないのである。 実はこの灯油、お義父さんに持たされたのである。 なんでも…新築のうちに庭の土に、基礎に沿うように5センチくらいの溝を掘り、そこに灯油を撒いておき土をかぶせておくことは、昔ながらのシロアリ避けになるのだそうだ。 …迷信なのか何なのか…はともかく、『まあ、いいと言われることはやっておこう』という精神♪である。 そんなわけで、スッさまじくカタクなている土をなんとか掘り(…と、いうより削り取り…クリック!)、そこに灯油を撒いてみた(クリック!)。 しかし本当に…硬い土である。 家の側面(クリック!)なんかは1センチほるだけでも大騒ぎである。 シャベルではなく、なんか土木の専門の道具がいるかもしれないな〜…と思わせるほどである。 しかも…まあちょっと掘るだけでゴロゴロと石が良く出てくる…のである。 しばらく妻と息子の協力も得て、大きな石を取り除いていた(クリック!)のだが… 「あ〜!!暑いし、もうやめだやめ〜!!!!きりないもん!こんなの〜!!」 と、特に意味はないのだが、と、突然水を撒きだした僕(クリック!)…であった(少しは土が軟らかくなるかな〜なんて思ったんだけどね〜)。 その後、 「この庭は自分でやるにしろ、こんなスコップだけじゃどうにもならないよ!」 …と、車で30分ほどの超大型DIYストア(クリック!)…なるものへと初めて行ってみたのだが… なんだかたくさんの種類と、そして結構な“いいお値段”にビックリし… 『ちゃんと考えてから…またいつか…来よう…』と、出直しを誓った…ボクラであった♪ 7月21日(水曜日)…玄関タイルやウッドデッキの工事が始まりました。 7月16日…夏はすでにボクラの家にもやってきていた。 …そんなある日、いつものように僕は、汗をかきかき駅からの道のりを、スーツの上着を脱ぎ、ネクタイを緩めながら歩いて帰ってきた。 家に帰宅して、少しキツめの革靴を速攻で脱ぎ散らかし、早足で冷房でヒエヒエ〜のリビングに向かう…のである。 すると…なにやらモワ〜ンと暑い。 「今日、ミサワさんの業者がエアコン取りに来たのよ〜。だからもう扇風機しかないのよ〜」 妻がウチワで息子を扇ぎながらそう言う。 「マジかよ〜」 わかっていたこと…ではあるのだが、それでもやはり…。 “無くして分かるエアコンのアリガタミ” …である。 (まあそうは言っても僕の世代では二十歳近くまでエアコンないのが当たり前だったからね。だからと言って「どうってことないぜぇ♪」…ってわけではないけどね) 「ちなみにミサワさんはどんな人が取りに来たの?」 家にまだ新しい使用中のエアコンが複数台あったボクラは、さしあたって新しいエアコンを新築に際して購入するつもりは無く… そうは言ってもその辺の電気屋さんに、新しい家にグリグリ穴を開けて取り付けてもらうのも…ちょっぴり怖くて、 エアコンの取り外し、、掃除、取り付けは(少々高くなろうとも)ミサワホームの名の下でやってもらおう!と考えていたのである。 「それがね、なんか作業着で胸に○○電気とか書いてある、本当に普通のおじいさんで、普通の電気屋さんなのよ〜。大丈夫なのかな〜」 まあ、ミサワホームが電気屋さんに頼んで、マージン乗っけてボクラに請求するんだろう。それがサービスの流通ってもんだ。 「で、結局いくらになったの?」 妻は僕に見積書を渡した。 …(エアコン取り外し&取り付け費4.4万円+清掃代1.2万円)×台数分! 「うひゃぁ〜」 僕は天を仰いだ。この分はローンに入れておらず、現金で払わなければならないのである。 「でもね、今日都市整備公団の管理事務所からも連絡があったよ。この前の退去の部屋の審査の結果が出たんだって。」 妻が機嫌よく言った。 「それがね、敷金から引かれるのは1300円のクロス一部張替え代金だけだって!だから約40万円の敷金がほとんど丸々戻ってくるみたいだよ!!」 これはラッキーであった。まるでボーナスみたいである♪なんとかエアコン設置費用が捻出できた♪って感じである。家を建てる神様…ありがとう♪ と、いうわけでますます妻は引越しの用意にターボがかかり、そして僕は相変わらず手伝いもろくにせず… 7月20日から3日間の予定で始まった、友人I君の工事、ウッドデッキ&玄関タイルの二日目の様子を息子とともに見学にいったのであった♪ (本当は妻にも行く??って聞いたんだけど…『引越しの準備で忙しくて行けるわけないでショ!!』…とのことでした。。(;^_^A ) もうこう呼んでも差し支えないだろう…我が家(はーと)に付くと、左官のお兄ちゃんがタイルを貼っていた(クリック!)。 「ごくろうちゃまで〜っちゅ!!」 来る途中によーく教えたとおりた通りである。息子よ。声も大きく出てたぞ。グッジョブ!である。 と、言うことで“掴みはOK”。 にこやかな左官のお兄ちゃんに「ちょっとまだモルタル打ったばかりなんでここを踏んでください〜」とダンボールをタイルの上に敷いていただき(クリック!)、そこをソロ〜リソロリ♪と、我が家の中に進入!!である。 まだ息子にとっても(僕にとっても)、我が家…という感覚が非常に希薄な家である。 しかも中には何もなく…で、あるが外では知らないおじさん達がトンテンカンテンと作業をしている。 若干息子は怖かったのかもしれない。 と、いうことで僕と息子は手をつなぎながら、廊下…そしてリビングを通り、ダイニングへと向かったのであった。 ダイニングからは太陽が西日に移り、ちょうど日陰になった部分で作業をする大工さんが見えた。 「ごくろうちゃまで〜っちゅ!!」 息子よ。またまたグッジョブ!である。声もさらに大きく出てたぞ。 大工さんもニッコリ♪である。 とは言えまだウッドデッキは基礎と柱(クリック!)の段階である。 「上に乗りたいでしゅ〜!!」 と、いう息子を抱え、2階へ移動♪である。 2階での新発見は…というと、 ベランダの日差し口に落下防止のバーが付いていた(クリック!)こと、さらにベランダに物干し竿留め金具が取り付けられていた(クリック!)こと、そして2階の寝室に干し姫様(クリック!)が取り付けられていたことぐらいであろうか? まあ、ミサワホームに忘れられていた工事がようやく完了した…ということで別段の驚きは無いのではあるが。 ちなみに2階の子供部屋から庭を覗いてみるとこんな感じである(クリック!) ウッドデッキ、いい感じじゃない〜?! 早くあそこでビールでも飲んでみたいもんである。 さらに、蔵階のお風呂場から玄関の作業状況を覗いてみるとこんな感じ(クリック!)。 明日の完成に向けて、タイルがずんずん♪と進んでいるようである。 玄関前からアップで見るとこんな感じ(クリック!)である。 と、いうことで満足♪である。夕方になり、今日は帰ることにした。 「こっちは順調だったよ♪ところで引越しの準備も順調ですかぁ?」 帰る前に…とご機嫌伺いも兼ねて(笑)、妻に電話♪である。 「お母さんが来て手伝ってくれて…かなり進んだよ。ところでね、そういえば…なんだけど…明日エアコンの取り付けらしいんだよね〜。これはさあ、あの電気屋さんのおじさんなんか心配だし・・・見に行った方がいいんじゃないかなあ〜。」 「アイアイサー!!」 …と、いうわけで二日続けての現場登場!となる… と、いうか明後日の23日が引越しなので、このまま僕は毎日新しい我が家へ行き続けることが確定した…わけである。 7月22日(木曜日)…エアコンの設置とウッドデッキ&玄関タイル工事のフィニッシュを見に行きました。 「また行くの〜?」 引越し準備のラストスパート!でお義母さんと燃えまくっている妻にバイバイ♪をした直後の、新しい我が家へ向かう車の中で息子はそう呟いた。 「でもね、今日はあっちのお家にエアコンが付くんだよ。そしたら涼しいよ〜。もうこっちの家は暑いでしょ。」 適度に頷く息子にさらに追い討ちである。 「しかも明日からはずーっとあっちの家だよ。もうマンションとはバイバイなんだよ」 「ふーん♪涼しいならいいね♪」 と、あっさり息子もご納得!!なほど、ついに猛暑がやって来つつあったのである。(今思い起こしてみても、この夏は観測史上まれにみる猛暑でした) …と、寝坊やらモタモタやら…いつものようにしていた…ということで、“新★我が家”についたのは午後の一時を少し回ったところだった。 今日来た目的… それは、よく人の建築日記HPなどで『エアコンの取り付け位置や高さ、仕上げの綺麗さなどは、よーく監視してないと結構いい加減にされちゃうよ〜♪』…なんていう記述を読んだから…ってのもあった。 さて!!監視するぞぉ!! …と、意気揚々とリビングに入ってみると… エアコンはもう付いてた(クリック!)。 ありゃりゃ?…と思って2階の寝室に行ってみると…そこにももうエアコンさんはこんにちは♪(クリック!)。 いや〜きれいに付けてくれてます♪…(しかしなんでこんなに建築業界の人は朝が早いんでしょう?広告業界にどっぷりはまった僕にはつらいです)。 まあ幸いにも室外機はまだ付いておらず、外壁には穴が開き、1階のダクトは左の写真のような、そして2階のベランダ部分もこのような(クリック!)感じであったため、なんとか無駄足…というわけではなかった♪ということである。 とはいっても…電気屋さんはどこにいるのかな〜? ちなみに家の中には誰もいる気配は無い。 と、いうことで2階から庭側を眺めてみても・・・誰もいない(クリック!)。作りかけのウッドデッキが見えるだけである。 …ってゆーか、ウッドデッキの職人さんもいないジャン。 お風呂場から玄関方面を眺めてみても、 「お〜♪結構タイル貼りあがったなあ♪」 なんて思うんだが、やっぱり誰もいない(クリック!)。 あんまりにも退屈なんで、持ってきた小さなテレビをアンテナにつなげてみて… 息子が寂しくテレビなんか見てる間(クリック!)に一応ウッドデッキ(クリック!)と玄関タイル(クリック!)の工事の現状を撮影!である。 こちらの工事の方も本日中の終了に向けて、着々…だと思う。 そんなこんなで昼食休憩も終わり、ウッドデッキと玄関タイルの工事はまた再開したのだが、なぜか電気屋さんは待てど暮らせど来なかったりするのである。 「ボクラもご飯食べてきますんで、もし電気屋さんが来たら一応ボクラまた戻ってきます〜って伝えてもらえますかぁ?」 と言い残し、先日あまりの暑さに生まれて初めての坊主頭となった息子を連れて、近所のファミリーレストランへGO!…である。 ちなみに、レストランにいく道中…いずれご近所さんとなる建築中の家の前で, “面白いもの” を見かけた。 ヘルメットの男三人(クリック!)…ヘルメットの側面にはミサワのマークである。しかも建設現場には似つかわしくない感じの “ひょろひょろさ” である。 そんな彼らが突然、建築現場の写真を撮影しまくり、携帯電話でどこかへ電話し…するとその電話で呼ばれたらしい屈強な現場主任みたいな人が平謝りでペコペコし、すこし散らかっていた現場を急いで片付け始めるのである… 後日、僕は我が家の現場監督であった松井さんにこの件について聞いてみた。 「かくかくしかじか…こんなことがあったんですが、あのヘルメット三人組は誰ですかね?」 松井さんは苦笑いをしながらこう教えてくれたのであった。 「あ〜。あれはミサワホームのメーカー本社の人達ですね。たまにああやってちゃんと規則どおりに現場が片付けられてるかとかをチェックしに来るんですよ。あの時はちょっと現場の前が散らかってたんで…私も後でかなり怒られちゃったんです〜」 ふーん。そういった現場を実際に見ると、なんか施主としては安心安心♪・・・なんだけど(きっとディーラーにしてみたらちょっと『何だよ!またうるさいメーカーの奴が来たよ〜!』なんて感じかもしれないけどね)。 …と、いうわけですっかりゆっくり…デザートにアイスクリームまで食べて、ボクラはランチを終えて我が家へと戻っていたのである。 あれ?もうエアコンの室外機が付いてる・・・ すっかりベランダも(クリック!)、そして1階のリビング側も(クリック!)室外機が付いてしまっているのである。 「あ、さっきまで電気屋さんいたんだけど、『もう終わったから帰りマース!』って帰っちゃったよ〜」 ウッドデッキの職人さん(クリック!)は工事の最終段階で忙しく動き回りながらも、ぼーっとエアコンの室外機を眺めている僕にそう告げてくれた。 …まあ、きれいにダクトも処理してくれて…1階(クリック!)も2階(クリック!)も設置してくれたみたいだから…まあよしとしよう…。 (一応…妻には、『ちゃんと電気屋さんにいろいろ指示を出して、ちゃんときれいに付けさせたから!!』と威張っておきましたが♪) そんなことをしているうちに、時間は夕方の6時半頃となっていた。 ついにウッドデッキも出来上がり、僕はBBQを想像し、満足満足♪ そんな夢見がちな僕を尻目に・・・誰に似たんだか“働き者”の息子は 「ドロがいっぱいちゅいてましゅよ〜!!」 と、なぜか掃除に精を出していたのであった。 ちなみに玄関のタイルも最終作業、目地へのモルタル詰め(クリック!)の段階に入っていた。 (こうやって目地にモルタルを詰めるとは思いませんでした〜。建築技術、万歳!!ですね) この作業は単純そうなのだが…結構慎重に時間をかけてやるものらしい。 …と、いうわけですっかりお腹もすいてしまったボクラは、後ろ髪を引かれる思いではあるものの… 「あとは最後の片づけまでやっときますから、帰っていただいてもいいですよ〜」 なんていうタイル職人さんに甘えて、乾燥を待つ玄関(クリック!)を後にしたのであった。 サテ・・・ついに明日は引越しである。 「パパ、お庭のウッドデッキ、カッコよかったね♪」 なんていう息子の言葉にすっかり喜んでしまい、軽やかに、最後となる“マンションへの帰路”を運転する…僕なのであった。 7月23日(金曜日)…ついにお引越しです!!すっかり真夏です!! 「9時には引越し屋さん来ちゃうんだからね!7時には起きてもらうんだからね!今日は早く寝てね!!」 と、引越し前日の余韻もないまま、妻に急き立てられるように早寝をしたはずだったが… やっぱり寝坊で8時起きのボクと息子である。 「だって、今ボク夏休みだし〜。なんか夏休みにこんな早起きするのて、なんか損してるみたいだし〜」 と、言ってはみるものの、聞こえるのは「早く着替えてね!」という声だけである。 そう!今日は引越し日なのである!! そして屈強なお兄ちゃん達がドカドカやってきて、我が家の荷物を「わっひょ〜ぃ!!」と、あっという間に持ってっちゃうわけなのである。 感慨・・・なんていってる場合じゃないのである。 もう引越しの準備(クリック!)は(ほとんど妻の努力によって)万全! 和室は110箱のダンボール(クリック!)で埋め尽くされているのである。 妻のお父さんとお母さんがやってきて、息子が遊びに連れて行かれた…と同時にハート引越しセンターのトラックが到着!!である。 そして一気に搬出!そしてトラックに搬入!!! もう…ビックリなのである。 引越し屋さんの営業さんの、『ベテランを集めますよぉ!!』の言葉通り、屈強な鍛え抜かれた20代後半から30代前半の男たち6人の手によって、ボクの4年間の生活のすべてはこのマンション以外あっという間になくなってしまった(クリック!)のである。 しかも一人だけ、年齢だけで見たらひょっとすると一番年上?みたいな方がいたのだが、その方がもう若手屈強男にマジで怒られまくり(いや、素人から見ると小さなミスなんですけどね。きっとああやって鍛えられて行くんでしょう…辞めなければ)… そんなのに気を取られてしまい、写真の一枚も撮る暇も無かったくらいである。 …と、いうことで積み込みは12時には終了し…休憩やお昼ご飯などもあるので15時に新居に集合♪ということでボクラは自分の車で、新居に向かったのであった。 …と、いうことで新居に14時半くらいに到着(クリック!)♪である。 すると突然聞き覚えのある声が… 「お〜い!遅いぞ〜」 声のする方…上を見ると、中二階の窓から見覚えのある顔が… お袋だった…。雑巾を振り回してお出迎え…である。 「なんでここにいるの〜?っていうかどうやって中に入ったの〜??」 どうやらお袋は引越しの掃除などの手伝いに…ということで横浜から電車で二時間以上かけて、見物がてらに来たらしかった。 ところが当然ボクラはまだいない。 というわけで、この夏の炎天下、玄関でボクラを待っていたところ、先日までのデッキや玄関タイルを施工してくれた職人さんが昨日置いていった道具を取りに来たらしいのであった。 …で、そこで鍵の在り処(施工業者とボクラとの秘密の鍵の隠し場所)をお袋に教えたらしいのだが… あぶないっつーの!その職人さんもお袋も!!! よく確かめもせずに鍵を渡しちゃう職人さんも職人さんなら、ボクラに何の連絡もなく、『行きゃ〜会えるべ。なんとかなるべ』なんてお気楽にこの真夏にひょっこり来ちゃうお袋もお袋だっつーの!!下手すりゃ日射病で倒れるっつーの!!! まあ、とりあえず拭き掃除をしておいてくれて…ありがとう…と、いうことでボクラはなぜかお袋に導かれ、我が家へと入っていったのであった♪ 15時を10分ほど回った頃、引越し屋さんのトラックが無事2台到着(クリック!)〜である。 またここからはプロの技!!あまりにも速い!!! 「タイルは昨日貼ったばかり(クリック!)なんで、なるべく真ん中を歩いてくださいね〜」 な〜んて一応初めに言ってみたものの、もうその後は僕は特にやることなし! 通路に手早く養生(クリック!)をする引越し屋さんと、 屈強な男の中心にて、『この箱は2階へ!これは一階の和室へ!!』と指示をテキパキとしまくる妻(クリック!)を眺めながら、 「…もう…すっかり夏だねえ〜」 と、冷たい麦茶を飲んでるうちに… すっかり2階の子供部屋はこの通り(クリック!)であった。 (妻に言わせるとこのダンボールのうちの7割はボクのくだらないガラクタが占めているらしい。お袋には『このままじゃ床が抜けちゃうから、早くいらないもんは捨てなさい!』と説教をされる始末である。…ふん!要らないもんなんて無いや〜い!男のロマンなんだーい!) さらに、きちんと入るか設計時からドキドキだった妻の婚礼家具もご覧の通り(クリック!)ピッタリ入ったようだ。 さすがミサワホームの建てつけ♪である。 と、いうわけで引越し屋さんも帰った17時頃、今度はNTTの業者さんが、電話回線の工事(クリック!)にやってきた。 これで、詳しいことはよくわからないのだが、電話だけではなく、我が家のLAN回線にプチっと回線をつなげば、明日からインターネットも出来てしまうのである。 NTT、そしてヤフーBB万歳である。 と、いうわけでその後は片付けは明日に回し、お袋と、そして夕方やってきた妻のお母さん、お父さん、そして庭で遊びまくり…どうも今日引っ越してきた…なんて実感が全く湧いてなさそうな息子(クリック!)とレストランに出かけるボクラであった。 さて、レストランから戻ってきたのは夜9時ごろであった。 とりあえず5.1chのスピーカーとテレビ(とはいっても我が家ではDVDモニターとして使われることが多いのではあるが)だけを設置し、ダンボールだらけのリビング(クリック!)で音楽を聴きながらくつろぐボクであった。 「ふ〜♪これでやっと夏休みがやってきた〜」 …そんな言葉をポツリと吐いてしまったボクに、妻の鋭い言葉が浴びせられるのであった。 「全然引越しの準備は手伝わなかったくせに…まさか引越しの片付けも手伝わない気じゃないでしょうね〜」 妻から…ボクの目の前に、小さな段ボール箱が置かれたのであった。 それはミサワホームさんからのプレゼント、お家のお掃除洗剤一式(クリック!)であった。 「たしかに、うけたまわりました〜」 できるだけ慇懃に、それを受け取るボクであった。…夏休みなのに…ショボン…ではあるのだが…。 つづく(クリック!) |
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